2008年8月19日 星期二

[CorLeonis] freirinite

01.clockwork
02.小さな悪魔
03.深海の駅
04.aria
05.鳥篭の城
06.綺麗なもの
07.環
08.蜜と太陽
09.フライリナイト
10.深遠

小さな悪魔

作詞.作曲.編曲:やなぎなぎ


私の中に住んでる
小さな 小さな 悪魔が
まだ足りない 足りないって言うの

そんなの信じてない
誰にも渡さない
この想いだけは

そんなこと言わないで!

逆さまの海に落ちてしまいそうだから
扉をひらいて 甘い声で誰かが囁く

どれだけ拒絕しても
消えない 消えない 悪魔が
まだ足りない 足りないって言うの

そんなの知らない
誰にも教えない
この秘密だけは

お願いもうやめて!

綺麗な嘘吐き 宝石を転がして
紳士を騙るの 裏の顔はせせら笑ってる

逆さまの海に落ちてしまいそうだから
扉を開けないで 最後の理性
崩れ落ちる前に
逆さまの海に落ちてしまいたくなる
扉を開いて 鏡の中私が囁く

深海の駅

作詞.作曲.編曲:やなぎなぎ


深い海の底に眠る
名前の無い駅を探す

影を連れて 光の方へ
線路は海の中へと続く

窓の外は花色
まだ知らぬ朝と夜を乗せて
何処まで行けばわかるの
この切符にも記されてない
あなたの名前

一瞬で消えてく泡と
歌うために生きる人魚

ライトは青を切り裂き進む
避ける魚の群れたちが

ひたすらに祈る声には
優しい誰かの手が重なる
明日を捨てて閉ざした
悲しみの殻をそっと破る
生まれておいで

もうここからは一人で歩こう
走り出す列車を見送って

あの窓の外は花色
まだ知らぬ朝と夜を乗せて
名前をつけてあげよう
私だけが知ることの出来る
深海の駅

aria

作詞.作曲.編曲:やなぎなぎ


丸くて暗い空洞に
私の声だけこだまする
終わりのない反響に
震える仔ネズミ
引きずる影の はしっこをかじる
あなたはだあれ?

いかないで マリア
あなたの腕に抱かれるわ
泣かないで アリア
怖いものなんてどこにもないのよ

笑い声と泣き声の混ざる場所
優しい髪を撫でる手も
子守唄に揺れるその喉も

許さないで マリア
あなたの意思が全てだわ
探さないで アリア
必要なんてどこにもないのよ

彼女の長い巻き毛だけが真実で
空っぽ椅子には嘘だらけ
低滑空の燕だけが朝を知るの

鳥篭の城

作詞.作曲.編曲:やなぎなぎ


ひろいひろい庭 佇む王様
誰も助けには来ない
鳥篭の中

もうじき夜明けがやってくるのに
どうして私の闇は終らないのだろう

鴉の告げる刻
独り善がりの舞台で

鉄線のこの塔の上には
空と繋がる場所がある
そんな気がした

揺れる揺れる篭 もがく小鳥は
鍵の壊し方なんて知らずにいたから

どんな賛辞も どんな名誉も
この鍵穴にはきっと おさまりはしない

届かぬ大空にのばした手の 行く先は

叶うなら その鍵を与えて
胸を焦がしたあの空へ
鉄線のこの塔の上には
いつか繋がる場所がある
そんな気がした

綺麗なもの

作詞.作曲.編曲:やなぎなぎ


子供の頃見えてた綺麗なものが
今どれくらいここにあるというのだろう
ねえ?

くらだらない鉄屑置き場と片方の靴
錆びた金屬の匂いの中で
見上げた空はあかく遠く
灯かりが点るのをひとり待ってた

ただ繰り返す遮断機の音
踏み切りの向こうで見つめ返す
走る電車の隙間から

鳴り止まぬ鼓動に 想いを積み上げて
どこまで行こう
この先は迷路の外
あの時の気持ちにはどうしたってなれない
汚れた足の裏
歩いて このままずっと 歩いて

心の奥の大切なもの握りつぶして
自らに問いかける何度目の

ただ繰り返すライトが交互に
2本の境界線 引いている

この灯かりが消える頃
どこにいるんだろう
黒い夜に溶けてしまっていないだろうか

鳴り止まぬ鼓動に 想いを積み上げて
どこまで行こう
この先は迷路の外
あの時の気持ちにはどうしたってなれない
汚れた足の裏
歩いて このままきっと
ねえ?



作詞.作曲.編曲:やなぎなぎ


私の願望が溶け出すころ
またループする不条理のように

同じ環のうえで何度も出会い
繰り返しを平和と間違える

歩いたあとには花が咲いて
歩く靴の先花は枯れる

繋がり 断ち切れ また繋いで
歩く靴の先花は枯れる
紡がれ 裂かれて また紡いで
歩いたあとには花が咲いて

蜜と太陽

作詞.作曲.編曲:やなぎなぎ


物言わぬそのひかりは 地を照らしていた
もどかしい思いに罪だけ重ねて

私の願いは叶わない
神に一番近い場所で
捧げる祈りは届かない

その月に蝕まれ消えゆく炎
甘すぎる蜜を摘みちる夢

つくられたこの世で一番眩しいもの
全ての命を預かるひかりの環

心に宿ったその意味を
花に一番遠い場所で
見守る想いを許しなさい

ただみつめていた小さな葉の
花びらく夢を見ていたいだけ

燃える空
逆らい 罪の中
行く

生まれた意味さえ知らないのに
影に隠されて涙も凍る

その月に蝕まれ消えゆく炎
甘すぎた蜜は小さな毒

フライリナイト

作詞.作曲.編曲:やなぎなぎ


昨日より早い夜明けが
明日より遅い夕暮れが

科学に括られた枠の外
まだ誰も知らない
彼らが旅をする 理由

風を待つ
休める間もなく
ひたすらに羽にのばしてる
明日にはこの気流を越えて
懐かしい街に帰るだろう

ラベンダーブルーの鉱石
鮮やかな青に目を奪われて
いつのまにか空と海はひとつになった

砕ける夜
明かりも見えずに
森を歩き続けた日に
僕らは星の欠片だ と
誰かが言った
その呟きに紛れた小さな粒子

ふわりふわり舞ってまた蝶に生まれて
くるりくるり飛んでまた鳥に生まれて

砕ける夜
明かりも見えずに
僕らは星の欠片だ と

瞼の内側の世界で
永遠の旅をするような

深遠

作詞.作曲.編曲:やなぎなぎ


悲しいことがあると
大きな木に登って
沈んでく夕日を
ひとりでながめていた

手作りの小さなラジオ
ノイズに混じる知らない言葉

いろんなことを知って
見えるもの変わった
純粋さを忘れて
騙すことを覚えた

「賢いねと頭を撫でて
困らせない 良い子だから
泣かないわ」

あの日見た景色も
いつか忘れてしまうだろうか
あの頃できたことが もう
今はできない
折れたピアノの脚
傷は剥き出しのまま

夕暮れの帰り道
夕ご飯の匂いと
明りの灯った家
ただいまと言いたくて

あの日見た景色も
いつか忘れてしまうだろうか
あの頃できたことが もう
今はできない
それでも

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