2008年10月19日 星期日

[Maple Leaf] ウィルド.ラッドの調べ ~SACRED DOORS Another Tale~

01.陽だまりの中へ
02.忘却の翼
03.冬の終わる日
04.虚空奏でし詩
05.Geofu
06.二つの路

陽だまりの中へ

作詞:霜月はるか
作.編曲:MANYO
歌:霜月はるか


薄靄に差し込む朝陽 (ひかり) 花たちは雫に飾られて
いのちの煌きを帯びた はじまり歌う風は わたしを吹き抜ける

優しく色纏う景色
目を伏せたまま過ごしてきたけど

さあ 顔上げて 世界に心澄ましたら
空も水も大地も息づいてく
震えるその足で一歩 前に踏み出せば
そこに確かな陽だまり見つけたから 怖くない


言葉を閉じ込めた扉 鎖は幾重にも頑なに
傷ついた心を守る盾は いつしか人を孤独で傷つける

微かに色纏う記憶
懐かしい歌に導かれたなら

奏であう音楽に 心預けよう
堅く結んだ指先 解 (ほど) けてゆく
震えるその手を伸ばして 掴んだ場所には
いつも笑顔が待ってる 出逢えたから 大丈夫


さあ 顔上げて 世界と歌を交わし合おう
空も水も大地もひとつになる
大きくその手を広げて 抱きしめた場所は
いつもみんなの陽だまり
かけがえのない暖かな 宝物

忘却の翼

作詞.作曲:霜月はるか
編曲:MANYO.霜月はるか
歌:霜月はるか


そよぐ草の波は 緩やかに
地平の果て 蒼と重なる彼の地へ
永久の光湛え 佇むは
古 (いにしえ) の智 (ち) 唯一つの住処

人はどこまで求め続けるのだろう?
やがて女神 (かみ) をも手にして

空と大地 (ち) の階段 (きざはし) 自由を知るその翼さえも
封じられたこの世界は 偽りの時間 (とき) を刻んでゆく


摘んだ草を放ち 風を読む
少年の瞳 (め) は遠く彼方を見ていた
駆け出す足 彼が目指すのは
故郷 (ふるさと) の地 失くした記憶の鍵

人はどこまで罪を重ねるのだろう?
やがて歪 (ひずみ) に呑まれ…

嗚呼 深い眠りの中 夢に堕ちたその翼たちは
出口のない箱庭から 偽りの空を眺めてる
閉ざされた階段 (きざはし) 遥か海に在る翼さえも
無力なままこの世界は 真実の時間 (とき) を忘れてゆく

冬の終わる日

作詞:日山尚
作.編曲:MANYO
歌:霜月はるか


真冬の吹雪が 窓を叩く
ただ洋燈 (あかり) も灯さず震えて
新しい朝のたび その眩しさに怯えてた

立ち尽くす部屋に残る 大事な人の笑顔
いつか信じた 日常 (しあわせ) 壊れても
守りたいものがあった 僕から強くなる
二人で生きる為に


寂しい景色が 流れていく
もう慣れない旅路 (ばしょ) でも眠れた
きみがいる朝だから この眩しさは愛せるの

想い出の部屋に凍る 痛みと過去の涙
溶かし始める息吹は暖かく
追いかけて進むごとに わたしも強くなる
二人で歩く為に

新しい季節を受け入れた日…

懐かしい部屋の鏡 映った昔話
高く冷たい街から抜け出して
金貨より大事なもの 鞄に詰め込んだ
二人で生きる為に

これから目指す未来は
遠く知らない街へと続くけど
今 固く繋いだ手が 僕らを強くする
二人で歩いていこう

虚空奏でし詩

作詞:霜月はるか
作.編曲:MANYO
歌:霜月はるか


さざめく真昼の星 静けさ穿つ一滴
震え立つその波は ゆらり流転にのまれて

焼き付く緋 (あか) の標 (しるし) 揺り籠を失くした君は
唯望む温もりが すべての終焉 (おわり) と知らずに

咲かせた花はいつしか枯れゆく
嘆きの雨に打たれ何を想うの

交わる時は清か 霧をも晴らし示すだろう
光棲むこの大地 眠る翼の果てさえも


ざわめき遠い街を 硝子越しに映したまま
風を待つ者の瞳に 何も真実 (こたえ) は見えない

薄闇たたえる森 閉ざす祈りは絶え間なく
土煙るその陰に 少女の心隠した

偽りの夢いつしか醒めても
時は確かに永久を奏でる吟遊詩人 (バルド)

交わる道は遥か 蒼い空へと続くだろう
闇抱くこの大地 守る翼を背に行く

Geofu

作詞:霜月はるか
作.編曲:MANYO
歌:霜月はるか


見慣れた街並 晴れ渡った空
はしゃぐ子供達 響く笑い声
始まるメロディ 重なりあうリズム
微笑み合えば 心も軽くなる

変わらないものがここにある事
身近すぎて見過ごしていたね
けれどそれが何よりずっと
幸せだと気付かせてくれたから

どんなに苦しい時も乗り越えてゆける力
そう いつも傍にある優しい音楽
La La 歌おう この歓びを世界中に届けよう
そしてまた明日も前を向けるように


奏でた音で 伝わるその想い
物言わずとも 心で通じ合う

変わりゆくものに目を奪われて
大事なもの見失っていたね
絶望から抜け出せないで
嘆く私の背をそっと押したのは…

まだ私にも出来る事はたくさん在る
違う道だとしても 一人じゃない

どんなに苦しい時も乗り越えてゆける力
そう いつも傍にいるあなたの横顔
La La 歌おう この歓びを世界中に届けよう
そしてまた明日も前を向けるように

La La La…

二つの路

作詞:日山尚
作曲:霜月はるか
編曲:MANYO
歌:霜月はるか


風が廻る街角 揺らぐ詩の導きで
沈む夕陽 背にした君を知る
同じ星を見上げて 同じ言葉を交わして
薄れる孤独に ふと瞳を閉じた

差し出された掌を握り返せば
きっと優しい温もりが包むけれど

空に満ちた哀しみが 落とす世界の雨に
僕はまだ この心ごと濡らして
傷を癒すことだけが安らぎではないから
独り歌う 選んだ旅路 (みち)


砂に消した足跡 蒼い月の弓形 (ゆみなり) が
照らす影は逆さに未来 (あす) を指す
同じ風景 (ゆめ) を眺めて 違う居場所に気付いて
微笑む少女に また吐いた嘘

別れ際に手渡した 翼の護り
僕にはない陽だまりに 願い込めた

空を嘆く輝きが 宿る世界の果てへ
向かうならば 真実を奏でて
どうか誰の記憶にも欠片を残すように
君が歌う 朝陽 (ひかり) の楽団 (みち)