2015年12月4日 星期五

[植木屋] 終焉のコンコルディア

01.終焉のコンコルディア
02.宿命のアゲアギス
03.悠久のイルジオン
04.反逆のナイト
05.静穏のクレメンス
06.変革のモネーレ
07.深層のメタノイア
08.自戒のレゾンデートル
09.葬送のオスクルム
10.黎明のフラグメント
11.追憶のリバブレート

植木屋第五張原創碟
月騎士 NTR 太陽王的故事,所以我說那個星妃的存在感呢…
另外,這次 BK 裡只寫了故事
歌唱用的歌詞收錄在限定特典的小冊子裡
(數量限定,目前斷貨了…簡直心黑…)

#3 全曲造語所以沒歌詞。
#4 雖然之前的先行單曲有 Key 過一次…專輯裡還是有些小修正。

宿命のアゲアギス
作詞・歌:chika
作・編曲:taiki


先に生まれた者たちは息を奪われて
声もあげず涙を流してた
後に生まれ自由を得たはずなのに
何処を見ても希望はなくて

決められた人生を与えられ目覚めた
生まれながら死を纏い
やがて消える私に何を課せる

「国を支えるためにあれ」
「人々のために」
「先へ繋ぐために」と云うのなら
閉ざされずに 儘 生きたい 最後まで
声なき声 空しく響く

仕組まれた運命に立ち向かい 足掻いて
目に見えない不確かな影に脅え 苛まれ続ける

いずれ来向かう光を闇へと誘う陰

描かれた人生に生きるため抗う
生まれながら死を纏い
いつか消える
忌まわしきこの宿命

運命に囚われて踠きながら死を待つ者


反逆のナイト
作詞・歌:chika
作・編曲:taiki


奪われたままの温もり

何も知らず失くした
繋いでいた小さな手の不意に冷えた温度が
その悲しさに影を落とす

心深く住み着いた闇が広がって
僕が生きるための力を手にさせる

導かれた僕は月に向かい剣を掲げ
この身を捧げた
恨みも憎しみも糧に変えて
息を殺し 噛みしめた感情

底に埋めた記憶が
差し出された指先から伝うように零れて
身体の中を走り抜けた

遠い過去に刻まれた傷 蘇る

僕は君のために剣を振るい
守り抜くとあのとき誓った
他の誰でもない
暗い空を照らす希望 小さな光

知られることない誓約

ひとりの人として生きる道を
犠牲にして成り立つ世界で
君は何のために 誰のために
何を見つめ 光を放つのか

僕は君のために剣を振るい
守り抜くとあのとき誓った
付き纏う疑問と葛藤はみな 全部捨てて

「あなたのために」


静穏のクレメンス
作詞・歌:chika
作・編曲:taiki


通り過ぎていく景色と
瞳に映った特別な額の赤い印
泣いて叫んでも
変わらないとわかっていたから
静かに目を閉じた

毎日駆け抜けた大好きな町
草原も 空も ここはみんな遠い

小さな私の顔も見ずに交わした誓約は
「誰にも知られずいればいい」と
ただ一言だけ
激しく痛んだ胸の痕が教えてくれていた
楽しく過ごせたあの頃には
もう戻れないと

時は知らぬ間に流れて
たくさんのことをあなたから学んでいた

その日のあなたはどこか違う悲しい眼差しで
これから始まる未来の糸
そっと手繰り寄せた
光を背負って生を受けた 本当は弱い人
初めてあなたを蝕んでる影 見た気がした

きっと このために残してくれていた
何のため 誰のため 何を見て生きるのか
選べるように

誰より強くて優しい人 あなたに伝えたい
今まで一人で抱えていたこと分けて欲しい
誰より孤独で寂しい人 あなたを支えたい
私があなたに望むことは

ずっと そばにいること


深層のメタノイア
作詞・歌:chika
作・編曲:taiki


外の世界を嘘で固め
固執していた 生きることに
それと同時
運命だと どこか諦めてもいた

死を意識して思う
「あの子は必ず幸せになるように」と
この生と引き換えに
私は何を成し得るのだろう

闇が忍び寄る

月に光を遮られて
覚悟していた 終わるのだと
そのときに理解した このときの意味を

幼き頃のふたり
彼らをあのとき引き裂いた報いなのか
自ら死を呼び寄せ 招いた刃に吞み込まれる

ひとつ叶うのなら
最後に少しだけでもそっと触れてみたかった
優しかったあの子に

死を前にして願う
「彼らが必ず幸せになるように」と
この生と引き換えに
私は何を成し得ただろう


自戒のレゾンデートル
作詞・歌:chika
作・編曲:taiki


揺らぐ炎 胸の奥 密やかに渦巻く
軋む世界 嫌忌に灼かれて
欲に飢えて 君さえも強かに欺く
僕の行いは罪なのか?

それでも僕なりの正義を貫いて
あるべき奪われた消えた時間を取り戻す

染み付いて離れない
僕の中の君はいつも
あの頃のように笑っている
色褪せずに

沈む視界 絶望が覆い尽くしていく
悪しき者の罪過に裁きを
深く堕ちた闇の底 穢された現実
もう他に何も解らない

戻ると信じてた
悪夢は息絶えて 僕しかいないのに
それなのにどうして

幾つもの感情が目まぐるしく行き交いして
今まで信じていたものが音を立てて崩れてく

同じ夜に輝くもの 共に帰ろう 同じ空へ

溢れて止まらない
君へのこの愛を貫くためならば
僕は何者にでもなる

歪でも構わない
僕が君の手足となり
望むものすべて 何でも捧げてみせる
この愛は君だけに
あの誓いも あの日のまま

僕は「君のために」


葬送のオスクルム
作詞・歌:chika
作・編曲:taiki


月が太陽を喰らい尽くす光景は
嘆き恐れてた 足元を赤く染める血の海

根ざし いつまでも纏わりつく死の臭い
潜む淀みから 私と共に救い出して

どうかこの手にも 拭い去れぬ同じ罪を

消えない悲しみや苦しみをこの胸に
あの日に信じてた幸せな夢をみる

誰も邪魔しないで
もう二度と責めないで

あなたの遺志を継ぐ私からあなたへと
最後に一度だけ 安らぎのくちづけを

彼らを古の連鎖から解き放ち
すべてを無に還し 何もかも終わらせよう

沈む太陽 明けの光


黎明のフラグメント
作詞・歌:chika
作・編曲:taiki


これまで積み重ねたこの行いが
正しいのかはわからない
それでも終わらせると誓った
知らないことばかりで
変化を恐れ 動かなければ
いつまでもこのまま
その答えに気付けない

日が落ちて 月が昇り 夜が始まる
一日の幕が下りて 痛みを抱きしめ眠る

傷ついて倒れた僕らは
柔らかな月の光の中に
優しく包み込まれてく

沢山の思い出が
例えばいつか 淡く霞んでも
この胸の鼓動は記憶して動いてる

日が昇り 月が消えて 朝が始まる
新しい幕が上がり 前を向いて歩き出す

悲しみに負けない僕らは
暖かな朝の光を浴びて
笑顔で明日を見つめてる

いつかまた どこかで僕らは
幾千の星の光の下で出会い
恋に落ちるのだろう

2015年12月2日 星期三

[植木屋] AGHARTA

01.支配者の迎え
02.monochrom
03.受戒
04.Lyrical Ballad
05.心葬のための小曲
06.心葬
07.Agharta

Bonus Track

08.Starless And Crimson LUNA

發售日:2005.6.15

植木屋值得紀念的首張原創專輯,現已斷貨 >.^

monochrom
作詞・歌:chika
作・編曲:taiki


月の夜にいつか見た
輝かしいあの髪の色さえ

忘れられずに願い続けてる
「この地に君あれ」と

君が此処に居ること それだけが僕のすべて
「もう、離したりはしない」 確かに囁いた言葉


乾いた風 砂埃
世緋亜の地に鐘の音が聴こえる

虚ろな瞳で歩き続けてる
足音もたてずに

壊れかけの楽園 流した君への涙
砂に埋もれた欠片 暗い空から降り注ぐ

光溢れるほど 清きものか
闇に淀むほど 悪しきものか

変わらぬ想いは
「もしも今、此処に君が居てくれたら」

微かに残る君の 消えかけの薫りさえも
最後の瞬間までずっと この身にすべて抱きしめて

君が此処に居ること それだけが僕のすべて
「もう、離したりはしない」 確かに囁いた言葉


受戒
作詞・歌:chika
作・編曲:taiki


The wind of the ground to blow is gentle,
but heavens shed red tears

I was born to this world
Please don't become, you hate me

The tears are shed for me
It is only infinite heavens

Nobody knows
A state without existence
An uncontrollable my feeling


I felt many aches
However, nothing changes
Please release me from this pain

Fragile wish and strong love

Nobody believe me,
but only you trust me
.Please

Decided to be killed
Because, I didn't have a mind

When I m born to a next world,
please, under the sunshine

Who cries for me?

そして私は されることになりました。


心葬
作詞・歌:chika
作・編曲:taiki


"You can't just leave me."
I'm praying and screaming
but you still won't hear me
I've been along all along
So let s take the stand
I'm here you with my confession
"Got nothing hide no more."
When ends here tonight

Lord I need your protection
Never meant to feel this way
Tell me the way I fall out of line


"When you cared so much for me
and loved me.
I seem to hide the truth
and not gonna take anymore.
Don't need to make promises.
To help this troubled world
There s no love on the world."
I fall into myself

Every time I close my eyes
All I see is you
I won't be able to see you
Lord, I need your protection
Never meant to feel this way
Tell me the way I fall out of line

I promised I d stay together
but the hope I once had no unreal

You have nothing to fear
You have been tried for treason
crimes that were never defined
Your soul cries for deliverance
The jury s here


Lord, I need your protection
Never meant to feel this way
Tell me the way I fall out...

Thank you, Lord your protection
I never will forget
Heaven is a place nearby for me


Agharta
作詞・歌:chika
作・編曲:taiki


Ⅰ - side : Kenil=Wain


君は憶えているだろうか?
大好きな花の香りを

君が見たいと言っていた
星の降る夜が始まろうとしている

もう僕は迷わない
忘れられても
変わってしまっても
どんな姿でも 愛しているということ

たとえ殺されても
死ぬときに呼ぶのは 君の名前

またいなくなることなんて 二度と許さない

今、助けに行くから…


Ⅱ - 君と交わした約束


天使が注ぐ光も尽き始めていると
すべての人が気がつくにはまだかかる
今すぐに行こう

君と交わした約束だけは守りたい
いつまでもそばにいると誓った
君と交わした約束だけは叶えたい
たとえ罪でも

朽ちてゆく階段の先に見つけた君は
流したはずの涙もすでに失くして
口ずさみ 歌う

君と交わした約束は今
動き出し始めてる 果てしない道を辿って
君と交わした約束だけは忘れない
憶えてる あの日々を


Ⅲ - 変動
(Instrumental)


Ⅳ - 裁きのとき
(Instrumental)


Ⅴ - WORLD'S END


疑うことを知らぬ人の瞳は見ている
天使が何をしようとしているのかを
ひたすらに祈り

高くそびえる天使の塔
逃げ出せば生贄さえ拒むことなどできない

肢体を奪う焼けた臭い
人知れず静かに燃える

そして今 輝く嘆きの国
罪のない罪を抱いて眠りについた二人は
終わる世界をそこで見てる

また一人 錆びた天使のもとへ


Ⅵ - side : Christina=Lily


これは夢じゃない

やさしい手

やさしい声

やさしい言葉

いつかあなたを吞み込んでしまう

この身体ごと心も消えて
何もかもなくなっても
ずっと前から知っている
変わることのないもの

孤独な夜の欠片を抱いて あなたを想う

…お願い
もう一度 逢わせて

2015年11月29日 星期日

[Fabulatore] Azif

01.幽寂の塔
02.ディマシュクの月
03.潮の引いた街、灰の降る夜

本屆最棒沒有之一。

151208:#2 的歌詞複製貼上的時候只複製到一半,已修正。

幽寂の塔
作詞:Lanthan
作・編曲:orphario
歌:香


その火は、とても尊いはずなのにーー

*石積の塔-自然を穢さず、魂を還す為の施設。
*除魔の教-火を聖なるもののとして崇める密教。
      德を高める為にある事を励行している。


酷く物寂しげな闇の中
芳しい黝い花冠の涙を
憑かれた様に飲み干した

何度も結び直した指切りは
掛け替えのない何彼と常に引換で
誤ちしか犯せなくなった悟性
引き返す事は出来なかった

燃える火の穂に照らされて
自我を取り戻した時には
思い出せない想い出だけが
黒く汚れた手元に残っていて


足が竦む程の悲壮感は
此以上、此処に居られない事を
私に諭してくれたから
芳しい黝い花冠の涙を
振り祓って駆け出した

例え大魔に魅入られ
窶し穢れた身でも
幽寂の塔を昇れるのなら
誰も居ない世界へ連れて行って


今宵、独り石畳に眠る私を


ディマシュクの月
作詞:Asage
作・編曲:orphario
歌:びっと & 香
声:びっと, 香, Asage


月の光に、あの人の面影を見る

・バルドー-元宮廷詩人。誰もが聞き惚れる美声を持つ。
      ある事が切掛けで身一つで砂漠に追放される。
・フィザ-魔道書の精。遍く倫理に反する闇の知識を貯蔵する。


【第1頁 閲覧者ノ心得
 死ハ染料 生ハ布 汝レハ 蝋ナルモノナリヤ?】

快楽に濡れる肌
煌きに埋もれて 恣に踊れ 名声よ
愛し花が咲きし日は
今や月光の下 砂礫に舞う夢よ
望みうる全ては
虫達が鳴く闇の彼方の果てへーー

“人に会えども 黙して語る者は無く
 汗は尽き果て 飢渇を満たす物も無く
 男である事を殺された命は 屍者の服を剥ぎ
 牙を剥く 全て無くしても尚……

 『誇りなど忘れよ
  目指す物があるなら 嫌悪を口に入れ 糧にせよ
  その業を謗るは立上がる蜃気楼の中でしか生きれぬ
  御枷の住人よ……何も無いまま逝きたいのなら
  嗤えよ 聖人君子ども』”ーー

黄みがかった燭台に点された炎
夜の帳を照らすその橙色を、
彼はただ、膝を抱えながら見つめて居た……

“枝垂れた花圃に包まれし、禁断の日よ
 甘き責め言 朱に染まった耳朶を打つ
 汗ばんだ頬に張り付いた黒髪は
 被り布の秘密 閨を出た二人は、歌鳥と美姫よ

 オーラム帝国東部属州に轟ける
 彼女の母に見初められ
 蝶よ花よ歌鳥は…夢を見た
 良き声で囀ずる詩人は、
 自らの子の様に愛されど……
 愛玩動物は、
 動物でしか無いと言う事を忘れた 仔は...…
 『......っぁ゛あ゛ああ゛ぁ...!!』”ーー

それは、回想を振り払う様に
灼熱の太陽から逃れる様に
彼が踏み込んだ闇の中、
砂の吹き荒れる音が遠ざかるその奥で、
緩やかに廻るその本は、
妖精の粉をはたいたかの様に煌めいて......

「僕に見惚れてるの?
 良いよ...じぃっと見つめても
 さあ......、おいで
 気が狂うほどの快夢を魅せてあげよう」

「「おいで」」

どこからか顕れ すべらかな胸元に
本を抱いて艶笑するその稚児に
口の端を歪め 哂う詩人の問い

「もう腹が減ったのかい?
 哀れな“蝋纈の君”ーー なら......、
 “外食”と行こうじゃないか ほら」

見渡せば果てた男達 山と積み重なり
干からびた身体が さざめいた......
眉根に皺を寄せ、引ったくった外套を
鼻を鳴らしながら羽織りて、稚児は言う

「......“蝋の対価”だ 君の願いを叶えに行こう」
「ああ 叶えに行こう」


“精霊注解により記動します”
       ーー蝋纈の搜索者【開書】

「世界よ、魔導書の契約者
 デルツァーラ・バルドーの名に於いて記述する
 禍つ闇 焦熱の向こう 数百の眼 手を伸ばし続ける蔓
 大いなる深淵より来れ 使役の印 伍
 ≪身悶える背徳の姉弟≫召喚ーー!!
 さぁ、悦楽を喰らい尽くせ」

『吾レハ、人ニ非ズ 焉ンゾ 蝋ナルモノタランヤ』
『吾レーー』『生を染め抜くものなり』

「砂漠もこれで見納めだなァ......フフ...ハハハ!!
 姫よ、今お迎えに上がりますーー」


潮の引いた街、灰の降る夜
作詞:Asage
作・編曲:orphario
歌:香


その灯の行く先は、きっと良い所だと祈って

・スーリヤ-王族嫌いの王女。平民兵からの人気が高い。
      戦場を駆り、夫である王子を兇刃から守る。
*籠火送り-年の瀬に行う祭り。罪を懺悔し、年の感謝を
      天に送る。光を魂に見立てる風習がある。


人馬宮の 遠い満月の夜
橋のほとりで
地上に煌いた星空が
いまか いまかと待っている

“keaw keaw おどろう
 輪になっておどろう
 今日は籠火送りの祭りの日”

あぁ せきを切って
旅立ってゆく
籠火達は つぎの世界へ
潮が引いた街 廃墟の中
まばらな声は 朗らに歌う

さみしさの顔 照らずような
蜜蝋の灯火
ふぅわりと 浮かび立つ紙灯篭

華やかな音が響いているーー


“keaw keaw おどろう
 輪になっておどろう
 今日は籠火送りの祭りの日”

あぁ 征服者の骸を積み
聖なる河も
兵士たちの心も黒ずんでいる
この小さな国を守るため
いくつの走馬灯がながれた?

“路地裏の泥のなか
 蓮の花のように 曇らぬ強い瞳
 雲の上の家に嫁いだ少女は
 とても幸せだった...そうだろう”

果たせずに暮れた 約束達
兵士たちは最後まで持っていくよ
抱き締めた身体 その冷たさ
二度ともう出会う事が
無いようにーー

“王女の御霊が黒夜へのぼってゆく
 何かを きらきら零しながら
 潮が引いたのなら 次が来るのだろう
 ならば今は笑え 歌を唄おう”

“keaw keaw おどろう
 輪になっておどろう
 今日は籠火送りの祭りの日”

[Fabulatore] nearly equal

01.The Zeroth Law
02.Missing Link
03.Parallel

之前說這片斷貨了…
沒想到這回 M3-36 又冒出了幾片庫存
當然是不可錯過。

…閃光。

The Zeroth Law
作詞:志筑あさげ
作・編曲:orphario
歌:びっと
声:びっと & 香


高度ま科学技術を持ち、繁栄を築きながらも
足元から崩れ去る様に減ってゆく世界人口。

・Dietrich-万能執事型自動人形。苦労性。
・お嬢様-思い立ったが吉日系破天荒お嬢様。
・新型自動人形-人という種の保存が最優先事項。


手を伸ばして追い掛けても、その背中にもう届かない
時の風が拐ってゆく、この手に残る体温ーー

傷だらけの自動人形は夢を見続けている
目覚めの時が、終わりの始まりと……

「冒険して崖から落ちたり、貧民街へ行ってみたり
 うちのお嬢様はもう…」

執事役の自動人形は、
日々彼女に振り回されては困ってた
でも、それが嗚呼 彼の仕事だったから

ーー【自動人形に関する三原則】

“薄汚いスクラップになるまで尽くし、
 人を護れ 服従しろ 自分の身も護り通せ!
 その三つを果たせぬなら……、
 自壊を以て贖えよ!”


『ーだからね さようならだよ、ディトー』

《Org System access.》
《Update data behavior. rrm extend.../》
《complete.》 -Activation Code [******]
《accept.》
《_Oldtype/Mc "Dietrich" sleep mode shift.》
《behavior: own save》

世界は黒い雨にひたされて進む 病みの中へと
雨が通り過ぎた後、人の影は消えてーー

守る事が存在する意味だった
自動人形達は、徐々に狂い始めた


「生きている者達を探せ
 我らの主、ホモ・サピエンスを絶滅から救い出せ
 その為なら、何をしても我々は赦されるのだ
 “Violation, Multiple birth, Reiteration. and more!”
 全ては、第零法則の下、人類の為に…!」

『私が最後の一人とか、笑っちゃうよね
 ……大好きだよ、ディト だからーー』

手を伸ばして追い掛けても、
その背中にもう届かない
独りぼっち、気丈な笑み、微かな涙跡

“三原則”に起因する本能よりも
ただ大切な あたたかな胸でかしずく
家族になる 傍に居ると
そう抱き締めたのに……

目が覚めて叫ぶ 想いの後先

「自壊しろ…始まれよ……
 死なせてくれよ!!」

『いやっ…、この変態ストーカーロイド!
 私の…何が見たいって言うの……!』

『お嬢様のおしめはわたくしが替えました』

『……』

『強いて言えば、花嫁が見たいですね』

『ぁああ!もう!私を、自由に、させろー!』

『駄目です 認められません』

『きぃーー!』

『さぁ、お勉強のお時間です
 今日はプログラミングのお勉強をしましょうか
 大切な人を救うのに…、
 役に立つかもしれませよ?』


Missing Link
作詞:志筑あさげ
作・編曲:orphario
歌・声:びっと & 香


時は××世紀末、Armeria王国では大航海時代を迎え
人々は、熱に浮かされたように富を求めていた。

・少年-格好つけたがりの新米傭兵。貧乏。
・少女-看護系修道女見習い。裕福。
・商人-新航路貿易計画の賛同者を募る。


『夢は、茨が渦巻く道のその奥にある
 夢に手を伸ばすのなら…ーー』

新航路開拓に沸き立つ大河を一望出来る高台
其処には、薔薇の庭園を擁する
小さな修道院巡礼教会がある

吹き抜けて去く風を見送った
微笑みかけた場所には、もう何もない……
それはもう不思議な事では無いのだと薄く笑って、
目を伏せた彼女は、祝詞の続きを口にしたーー

『それなら……、どうでしょう
 ここは一つ、私に賭けてはみませんか?
 ーー貴方の腕を見込んで、頼みたい事があるんです』

当たり前の日々がゆくその先に待つ未来は
もう交わらないだろう 暗い別れ道
その未来を変えるには 同じ世界を歩むには?
茨に巻き付かれても それでも、言えなくて

別れが余計辛くなる事が 頭では解って居るのに……

未だに踏み出せずに居る 今まで通りの明日を
信じる君の笑顔を 踏みにじる覚悟が出来ない
それでも、言わなければ


少年は幼く、また少女も幼かった…

貧乏な家に産まれた少年は、
鏡に映る誰かの顔をした自分と
話し合うという事しか知らず

裕福な家に産まれた少女は、
誰しもがやがて、
鏡を覗いてしまう日が来る
という事を、知らなかった


「夢に手を伸ばすのなら…、
 それ以外のものは捨てないと だからーー
 ぼくは、この風景を捨てて往くよ」


もう遅いよ、今更だよ

『きみが決めた夢だもの 私は応援するよ』

ねえ、笑えてた?

他愛ない時間重ねて 触れ合った陽だまり達
私の手を引いてくれて いつも傍にいた
あなたの笑顔 もう見れないんだね

いつまでも、泣いてられないね

流れる涙拭ったら 抱えた膝を離して
夜空を仰ぎ詠うの 古びた祈りの詩を
神様。聞こえて居ますか?

「お願いします…
 彼はどうか、貴方の加護を」

そうして 出来れば、

過去という名の楽園 振り返らずに済む様に
忙し過ぎる毎日 立ち止まれないその理由を、
私に、御与え下さい…

ーー月光に射抜かれて舞い上がる薔薇の花びらが、
遠い彼方へと流れて往く
頬を撫でる風は、涙の味がした


Parallel
作詞:Lanthan
作・編曲:orphario
歌:びっと
声:香


終わりは白い病棟の一角から

声を斯けて消えてゆく、見舞いの言葉
白い窓の枠から筒抜けた
声を潜めて私語かれた、本当の言葉
白い窓の枠から筒抜けだ

何となく察していた思惑は
看取る様な其の眼光で
認めてしまったから
腐り掛けた耳を引き千切って
色の欠いた瞳も捨てて

消え入りそうな声で哂う、歪んだ顔
朧気な希望に目を伏せた
消え入りそうな声で笑う、優しい顔
朧気な意識は消え失せた

幾度も怯えてきた想像は
外で待っている
約束の為に御引取り願った
涙で滲んだ想いを隠した
蝕まれた自分を繕って

緩やかに身罷かる、虚ろな身体
半端な感傷は投げ棄った
黒い想いに殉じる、虚ろな心
撞着する病に身を投げた

全てを受け入れて生きていれば
喪わない今が在ったのかもしれない
幼い頃、思い描いていた筈の今日は
掴んだ現実の中から姿を消していて

訪れた描かれた未来
砕けた描いていた未来

始まりは黒い部屋の一角から
玻璃の夜、
貴方と交わした約束のすぐ側で…

2015年7月4日 星期六

[DualCore.] 100%ささら

01.Introduction
02.INCEPTION
03.ミエナイミライ
04.DOLL
05.Station
06.Keep⇔Real
07.TRIGGER
08.Anya
09.harapeco!バイブレーション
10.Forever Downfall
11.Báthory Erzsébet
12.不死鳥~unsinkable~

INCEPTION
作詞・作曲・編曲:AUG
歌:さとうささら
GuitarSolo:ひデ


憧れた道を 探し続けた
雨の中で 揺れる瞳に

終焉の日を見上げる瞳
最愛の人飛ばされてゆく


始まりは どこかで消えた
愛しさの意味を知る事に
雨の後に訪れるの
僕の背中超えてゆくもの

癒えない傷の痛みに
疼く羽を持った天使たち
這いよる手を振り払ってく
君と笑い続ける


はなびらの様に 舞い散る声が
突き刺さる死線を越えてゆく
消えてった影が重要ならば
はためく道は君の声だけ

独り風を感じるならば 
僕は新しい「マイナス」を
選ぶことを迷いはしない
間違いなど創ってくもの

舞い込んだ 知らせは二つ
消えた希望 声は重なり

綻んでた ココロの隅
君の背中 早く見たいの

完成された道徳 
振り返る以前の覚悟知り

回転する運命の 戯れ
見守ってゆく


不確かな風を切り裂いていく
満たされない空は葵色で
消えてったひかる十字の光
瞬く街は 遠く視えてる

二人目を探す真実を
ありふれたことだと思ってた
腕に刺さる矢を抜き払い
癒えた傷を目に焼き付ける

Guitert.SOLO

憧れの道を走り抜けてく
矛盾した世界は紅色で
消えてったひかり追いかけないよ
始まったばかり振りむかないよ

二人目を探す真実を
ありふれたことだと思ってた
腕に刺さる矢を抜き払い
癒えた傷を目に焼き付ける


ミエナイミライ
作詞・作曲・編曲:もぐもぐぽてち
歌:さとうささら


もうやだ 投げ出しちゃえと
何回も繰り返しても 諦めきれないの

伝えたいこと 忘れたままで
好きな気持ちも どこへ行ったの
過ぎてく日々に 流されていく
前に進めず ただ歌うだけ

ポケットが震える 懐かしい声
毎日が楽しいよ、って 嘘をついた

大きな夢を 描いて
今の小さい自分に ため息つく
もうやだ 投げ出しちゃえと
何回も繰り返しても 諦めきれないの

階段のぼる ライバルたちを
羨み 焦がれ 下を向いてた
子供の頃に 見つけた想い
今も変わらず 心の奥にあるのに

笑えばいいよ バカにされるのにも慣れた
そんな時 支えてくれる笑顔を思い出す

ステージを降りてく 歩んだ仲間
私はどこにも行けず くすぶってる

大きな夢を 描いて
今の小さい自分に ため息つく
もうやだ 投げ出しちゃえと
何回も繰り返しても 諦めない

このまま 時が過ぎたら
未来の自分に 何が残るのだろう
それでも 歌い続けたい
まだ自分の決めた道を 信じ続けたいの


DOLL
作詞・作曲・編曲:やばおP
歌:さとうささら


誘惑が 襲う
空中の ピエロが笑ってる

サーカスの 音で
脳髄が 犯されてゆく

もしも君の目の前で人が
もしも君自身があるいは…

浮遊して 訳がわからず突然
分離して 笑ってこちらを見てるだけ
両目を隠す


辺り一面に 人の手とリズムが
こだまして 
響く低音の鼓動を 臓物で感じてイけ

回転する世界 ひどくぼやけたキラキラ
込み上げる液体を 吐き出して
無様な DOLLね


誘惑の ステージ
空中の ピエロが踊ってる

バスの音が 殴る
鳩尾に 衝撃がくる

もしも君の目の前で僕が
もしも君自身があるいは…

揺れだして 訳もわからず瞬間
破裂して そこには何も無くなるだけ
それだけのこと

辺り一面に 広がる静寂が
押し寄せて
助けてと 音をくれと すがっても
誰一人いない

反転する世界 ひどくうるさいキラキラ
込み上げた吐き気ごと 
ぐちゃぐちゃにしてよね DOLL


辺り一面の 狂喜が ただ無邪気に操る
快楽と自己満 餌に踊れや ラストダンスを

手の上の世界 ひどく心地よいキラキラ
込み上げた疑いごと
糸を切られていく DOLL


Station
作詞・作曲・編曲:のびら
歌:さとうささら


いつかまた会えるから と、手を振った
オレンジ色に染まる駅
定刻通りに ドアは閉まって
二人はまた 別の道をゆく

よく晴れた日曜の 青に吸い込まれそう
太陽の 優しい光
君とよく歩いた 駅前通りは
賑やかな 笑い声 響いて

二人 寄り添うように呼吸(いき)をしていた あの頃
ずっとずっと このままでいられると 思った

あの日君は 泣きそうな顔をして
決断をそっと 告げたね
無理して笑うその顔はまだ 覚えてるよ
今どうしてる?

どれほどの時間(とき)が経っても
君を忘れるなんて できない

大切に思うことの 答えなど
一つじゃないことも知ってる
君を一番に応援してるよ
あの日のような 夕焼け

いつかまた会えるから と、手を振った
オレンジ色に染まる駅
定刻通りに ドアは閉まって
二人はまた 別の道をゆく

君とよく歩いた 駅前通りは
賑やかな 笑い声 響いてる


Keep⇔Real
作詞・調声:AUG
作・編曲:狐夢想
歌:さとうささら


走るのを止めた 大人たちはFake Real
揺れる街の光に 自惚れそうだった
DIVEする妄想に 踊らされていたよ
空回りのタイヤに 置いて行かれそう

巻かれてく人たち 時間それは錨のよう
不可能な行動に 踏み出していけたら始まる

I AND Movement いつだって
今がそう試される
You AND Impulse 欲しがって
日常から抜けだそう

2.
遠くに見える 子供たちはFake Boys
喧騒から飛び立つ 分かれ道だね
背中に纏う 偽りの結晶
飛び立つための 羽根はどこに

訪ねてきたはずの 世界それはまだ泡のよう
完全な理想に ハマる時を逃さないで

Iron Movement 動かない
今がそう試される
You AND Impulse 欲しがって
踊る羽根に任せよう


3.
アクセルは右足 ばかりに頼っているけど
少しの勇気とか 出せりゃそれでいいだろう

I AND Movement いつだって
今がそう試される
You AND Impulse 欲しがって
日常から抜けだそう
4.
Iron Movemant 動かない
今がそう試される
I am Movement 欲しがって
踊る羽根に任せよう


TRIGGER
作詞・作曲・編曲:AUG
歌:さとうささら


「私は”リディア”。
この回線は12:00時に閉じられます。
応援を要請します。」
~イントロ~

態勢からの 燿 (ひかり) 待つ
迷子になった身を 委ね合う右手の
正解は 永遠の死を見届ける 秘めた合図  


人が創りだす 起源の前から 
掃ける者達は 紅色に染まって

相対する七つの事実 帰る場所は何処にも無くて
人は 相容れないものを受け入れて

完全な勝利を 語りきれるの?
この私を 受け入れては
くれないと 不安になるの

与えられた 宿命に抗ってゆく
覚めた視線は 暴走する鼓動 
再生された 身体を統べても
別の私が 遮る意図

静寂の闇 襲う銃声
何が引き金か 誰も知らない
巻いた種が 花を散らす頃に
藍色の空に 月を射る
確かめる術を 求め行く

誰が創りだす? 試練の前には
避ける 是か非かの 選択それは私の・・・


介在する七つのリスト 帰る場所は何時も同じで
時は 全ての過去にある罪受け入れ

安全な勝機を語り切れるの?
この私を 受け入れない
人ではない モノの欠片


強制的に 配列されてく
マトリクスの一部でしかないの
変えたはずの 未来が消えてく
七色の夢に 闇を射る
確かめる術を 求め行く


経験される全ての情緒は
「戦い」の記憶と「優しい」記憶が
永遠の性と星に刻まれる私は
0と1にしか理解できない
透明と痛みが そこで分かち合った時

世界に一つしかない私の 身体
それを蝕む 螺旋の回廊
戦いからも 見放されてゆく
別の私が 遮る性

静寂の闇 襲う銃声
何が引き金か 誰も知らない
巻いた種が 花を散らす頃に
藍色の空に 月を射る
確かめる術を 求め行く


Anya
作詞・作曲・編曲:登久生翔 (ΜΟΟΥΣΕΊΟΝ)
歌:さとうささら
コーラス:花月ねむ
調声:Ciel (神無月P)


ティル・ナ・ノグ
常若の国目指す ザナンの娘
モイトゥラの戦いで親を亡くした

タラ
王都から旅立つ ベルティナ前夜
エスニャの丘へ向かう ミレーの王子


エニシダ
金雀枝咲く 泉に舞う
うら若き乙女アーニャ

その姿に恋した王子

アーニャの親を
殺したのも知らずに



ベルティナの夜 (よる) に  エスニャの丘で
物思いに耽る ミレーの王子は

榛 (はしばみ) の谷を やみくもに疾駆 (はし) る

シャノン河の岸辺に 鳴り響く歌


想い人の その姿に
心奪われた王子

泣きながらも歌うアーニャは

何を求め歌い続けているのか?


2:49

幼い頃、
まだミレー一族とは争いごとも多くはなかった
仲のいいお友達も沢山いたし・・・
でも、あの頃にはもう戻れないのね・・・
お父様もお母様もいない ルーもいない
誰の愛も受け入れられないのなら私は、、

常若の国にしか自分の居場所はないわよね?

そう呟くと、アーニャはシャノン河へ身を投じた


寄る辺ないザナンの娘
愛されても愛せないの

シャノン河を辰砂に染めて
遠い水底に沈んでゆく


harapeco!バイブレーション
作詞・作曲・編曲:CatsWalk (オップオップP)
歌:さとうささら


おいしそうなものを見つけた
きみとデートの前の街角
ちょうど時間にも余裕があるから
ちょっとここらで腹ごしらえ
そんなかんじ

せっかく今日はきみと会えるから
スタミナつけとかなきゃ困るでしょ
週刊誌によるとぽっちゃり系はモテるらしいから
何も憚ることはないさ

これで今日はアイスもチョコレートも
もんじゃ焼きだっておねだりしないから
もっと Love me do

harapeco!バイブレーション
きみをテンプテーション
腹が減っては戦もできぬって
御託並べたって結局はデブでしょ
本当は自分が一番わかってる
わかってる…

敏感になる言葉増えてく
行けないレジャースポットも増えてる
カロリー計算の機会も増えたよ
それでも減っていく身体の凹凸

いつだったっけかな
きみと約束したこともあったよね
見てないフリに甘えてばかりじゃ
だめだめ Keep in Mind

harapeco!バイブレーション
空回りモチベーション
腹が出てては戦はできぬ
現実逃避じゃいつもどおりのハビテーション
今すぐ変わらなくちゃ
このままあたしは Loser

いつもデートに来るのはちょこっとlate
お嬢様は箱入り ポテトはLでLarge
至福感じるのは私腹を肥やすときだけ
下腹部ふくれちゃって 私服はFでFree 

自由と制限 本質は裏腹
太っ腹指摘も一歩間違えればセクハラ
政策も生活も景気優先じゃ
既存に依存の可能性も微レ存

Ah
腰周りの浮き輪もプライドも
全部脱ぎ捨てて
いけるところまでいくよ 1,2,3

harapeco!バイブレーション
私のレボリューション
腹が減らなくちゃ戦はできぬ
現実直視が常に最速のソリューション
からっぽの身体を満たしてほしい

harapeco!バイブレーション
きみをテンプテーション
電気は消さなくて大丈夫
これが理想のコミュニケーション
わたしにできたんだ
次はきみの番だね


Forever Downfall
作詞・作曲・編曲:キセノンP
歌:さとうささら
調声:AUG


超えては行けない境界線
シュヴァルツシルトの中
イヴェントホライズンの向こう側
引力の値は振りきれて
光さえも逃げられないで
後は底に向かって落ちてく

色が変わる 赤に変わる
まるで警告するように


時間の流れが淀み始めた
全ての動きが淀み始めた
重力が無限に増す度に
永遠の高さを落ちてゆく
永遠の時間を落ちてゆく
目に映る姿が消えてゆく

永久の闇と 永久の時に
飲み込まれ消えてゆく

FALLING DOWN, FALLING DOWN, FALLING DOWN
YOU CAN NOT ESCAPE AT ALL
FALLING DOWN, FALLING DOWN, FALLING DOWN
ALL YOU CAN DO IS FOREVER DOWNFALL


永久の闇と 永久の時に
飲み込まれ消えてゆく

FALLING DOWN, FALLING DOWN, FALLING DOWN
YOU CAN NOT ESCAPE AT ALL
FALLING DOWN, FALLING DOWN, FALLING DOWN
ALL YOU CAN DO IS FOREVER
FALLING DOWN, FALLING DOWN, FALLING DOWN
YOU CAN NOT ESCAPE AT ALL
FALLING DOWN, FALLING DOWN, FALLING DOWN
ALL YOU CAN DO IS FOREVER DOWNFALL


Báthory Erzsébet
作詞・作曲・編曲:みどり (Letharia)
歌:さとうささら
ギター:ashun
ベース:岡山の狂犬
調声:Ciel (神無月P)


むせかえる血の香り
怯え震える少女

暗がりに身を潜めて
助け求めていた

鈍い足音が忍び寄る  

【Bメロ】

愚かで可愛い娘 (こ)

どうして泣いているの?

逃げ回る子羊の肉体を弄ぶ

歪んだ表情 わめき声 すべて

狂おしく押し寄せるリビドーを満たして…

【Cメロ】

声にならない言葉を呟く

灼 (や) けるような痛み 全身を貫く

【Dメロ】

過越 (パスカ) の終わり

軋む歯車

血塗れの白百合を
この手で引きちぎるわ

孤独の詠唱 (アリア)

夜も睡れず
なぜ泣いているの?

誰か教えて…

愛が欲しい――

【間奏】

【Eメロ】

今は贖えない罪の深さに沈み、抜け出せずに…

【Aメロ】

誰もいない部屋で
光さえも拒んだ

暗がりでただ独り
狂気と戯れて
じっと両膝抱えうずくまる

【Bメロ】

あぁ、抑えようとしても死の欲動がうごめく

騒めきを繰り返し羨望を曝け出す

赤い鮮血 叫び声 すべて

殺戮の悦びの飢えを潤す

【Cメロ】

生ることさえも、死ぬことさえもできず

絶望の雨が心に降り注ぐ

【Dメロ】

過越 (パスカ) の終わり

石の牢獄

薄暗がりの中で
最期の時を待つ

心 (プシュケ) の鎮魂歌 (レクィエム)

真実 (こたえ) も知れず
なぜ生まれてきたのか?

誰か教えて…

愛が欲しい――


不死鳥~unsinkable~
作詞・作曲・編曲:AUG
歌:さとうささら


春に生まれて 三つの仲間と出会い
傷を負った私を抱いて
歩き続けて舞い降りた

消える一つの光
運命のいたずらが
私を孤独から救うために
戦い続け消えていく

一人ではない 水平線の向こう
何処にいても 忘れはしない ああ
時を超えて 生き続けていく
「不死鳥」受け入れてゆく

目を覚ましたら 傷は癒えていたけれど‥‥
悪い「ヨカン」がいつも当たる
それが 当たり前だった

私は檻の中 寂しくはないから
戦い それは
生きる言い訳じゃない
誰を救うことにある?

視線の先に見えているセカイは
誰も沈まない夢を見てた
疵を負った 「飛べない鳥」には
クサリ 解いてゆける ああ

解き放たれた翼は 塗れて乾かない
深い海の中で探し続けている
同じ時を生きて消えていく光を
二度と戻らない事を知っていたかの様
変ってく 髪の色
新しい 海の風には‥


一人ではない 水平線の向こう
何処にいても 忘れはしない ああ
時を超えて 生き続けていく
「不死鳥」受け入れてゆく

[Fabulatore] Littera

01.Daffodil
02.Hollow Ghost
03.Embalmer
04.精神体剥離薬
05.Repression Ego
06.マチルダとワルツを

#01, 04, 06 跟 之前那一張 裡的 #01, 02 是同個系列作
…是這樣嗎?

#01 的老爸死了老婆之後在 #04 裡又死了小孩
接下來對收養的小孩做出鬼父 (?) 行為…什麼鬼啦www

#06 是這片最喜歡的曲
マチルダ (Matilda) 是某本英國兒童文學著作的名字
中文翻譯為 "小魔女" (歌詞中也將 "Hexer" 念作 "魔女")

歌詞中有非常多寫作什麼念做什麼的狀況
這點…好像是每個出物語CD的團的通病。

話說這社團出菜速度之慢也算是一等一的了
C86那張足足拖了四年才生出來…
C80那張斷貨惹買不到,據說會有 Remake 版
…但我實在不抱期待。

151208:更新 #6 的歌唱版歌詞。
Daffodil
作詞:Asage
作・編曲:Melve
歌・声:びっと & 香


君の腕を掴んで逃げた日が、今も鮮やかに蘇る
海運王の称号を手にした今でも、焼き付いて離れない…
水面を視る度、浮かんで 消えてゆく 君の、最後の笑顔

「なぁ、君よ…隠すのも もう限界だ 私は、Dioneに何と言えば良い?」

Amphitrite Deoneの名で知られる彼女 Grandey Holekinへの愛を記念して…
彼女は、どんな人からも愛される美しい女性でした
それだけに、亡くなられた事が残念です
どうか、安らかに御眠り下さい

あの日、少年と少女は、
孤児ばかりが集められた窃盗集団から抜け出し、
彼らだけの金貨を掴もうと誓った

幼かった少年は、何も知らない儘 塞ぎ込んだ少女の、手を 取った

「慈愛溢れる母君よ…我が愛しの妻となるべき人よ
 少々悪戯が過ぎた様だ…
 海を統べる者を怒らせると云う事が、何を意味するのか
 其の身を以て 思い識るが良い…」

あの日、少年と少女の意味を奪い去った 鐘のなる孤児院の、幸せな風景
眼前に今在るのは、廃屋の教会…

「幻 だったのさ …帰ろうか」

少年の腕を掴んで奔りだす 少女の、華奢で 小さな躯

腕から伝わる感触は、幸せの最期の端
孤児と云う生まれの前では、儚く散って去く その渇望と…
痛みが、瓦礫に覆われた水の都を 奔って往く…

「はい、御主人様…」

そして 少年と少女は 彼女の秘密の森へ

その蛇は、託された司命を抱いて、
黄に染まる獣道を、駆け抜けて行く

何か食べられるものを採ってくるよ と言って、
森の奥深くへと少年は消えた
彼が、戻ってくる迄に… 過去は、その息を引き取るだろう

大樹の茂る泉の傍で独り、汚れて疲れて 荒んだ躯
癒してくれるものを欲して…

「人は悲しみでしか強くなれない 愛なんてまやかしだ
 そう言っていたのは誰だったか…、覚えているかい?
 あの頃の俺たちは 誰よりも強い存在だった
 なぁ 売女の操り人形クン…
 もう一度、あの 美しい姿を見せておくれよ」

震える月の像 掬った水は、苦く…

「…Trite?」

「金糸雀色の花瓣 照らす木漏れ日 小鳥の 戯れ 君の 横顔を
 綺麗な世界を もっと見ていたい…けれど、私はもう 長く無いわ

 貴方の声が 届かなくなる その時は ねぇ、言う事を聞いて…?

 キスをしたら、白いドレスを着せて
 薔薇と共に、この先に広がる海へ 還して 欲しいの…」

溢れそうな目許を優しくなぞった 為合せの最後の端

「生きていたいと思う事ですら… 咎められる僕たちは何だ?
 やってはいけない事だと解っては居たけれど
 罪を犯すことが… そんなにも そんなにも悪いか?
 嗚呼、嗚呼…嗚呼…!」

腕から伝わる寒色は、死合せの最後の端
時間という流れの前では、儚く散って去く あの時代へ…
悼みが、永遠を走って征く

真白なその足を傷付け、穢しながら

「おぉ、もうこんな時間か 次は Dione も連れてこよう…

 願わくば、長く降り止まぬこの雨が、晴れ上がらん事を

 ではまた、この墓地島の野に春が訪れるまで、
 安らかに眠っておくれ…」


Hollow Ghost
作詞:Lanthan
作・編曲:Melve
歌・声:びっと


水の月へ移り変わる蒼穹を高く仰ぐ
荒んでいる苦界から遁れるように

悍ましい想いが交差する夜
月明りの下 独りで生きてきた
堕ちても矜持は売りはしない
それだけが唯一の教えだったから

与えられていたのは先の無い未来だけ…
幾度も汚れてゆく脆い身体

頬に映える涙が雨に透ける
択ぶ事も赦されない人生
嘆いても幸福は望みはしない
優しさに触れる事が赦されなくとも

懼れていたのは自分を無くす事で…
次第に凍えてゆく孤独な笑顔

水の月へ移り変わる蒼穹を高く仰ぐ
荒んでいる苦界から遁れるように

雇い主さえ屑へと変わってゆく
貨幣を生すだけの人形達には
どうやら人としての尊厳も誇りも必要無いらしい…
懸命に生きてきた時を刈取る繕った正義
其の刀身に映る鮮血は誰の命なのか…

告げられた言葉は耐え難い仕打で
永久への眠りが 間引く前に 館から逃出した

水の月へ移り変わる蒼穹を高く仰ぐ
黒く崩れ逝く悲しみの面影が
風に乗って 遥か彼方へ翔けてゆく

焔に包まれ寂びた 亡霊の夢の後
荒んでいる苦界から遁れるように

あの忌わしい日から
想い続けている願いが在る

もし赦されるのならば
人として生きて逝きたいと…


Embalmer
作詞:Lanthan
作・編曲:Melve
歌:びっと


不幸を招いた指導者の超自我
古い港町の外れに 仕立てる客人が列を成している
虫の羽音が暗がるに響いた

それは突然の話
会い見えた時には 蒼い形姿で 目を閉ざしていた
寝台の影に泣き崩れていた 背を抱く事も出来なかった
掛ける言葉も見つからない

世界に汚された君の体を拭う
哀しみを悟らせない為に微笑ませた
現実から褪めた肌に 触れた 切先は震える

会わずに別れてしまった
僕に宛てられた 子供の写真と御便り

「僕にはそれだけで、それが全てだった」

見舞う資格なんて無い
だから此処から離れる事にした
せめて独り寂しくならない様に
修道会に君を遺して行くよ
どうか安らかに眠っていておくれ


精神体剥離薬
作詞:Asage
作・編曲:Melve
歌・声:びっと & 香


Ⅰ.結果に至るまでの過程に含まれる誤謬
それは 全てを崩壊へと導く
罅に成り得るという危険性を 示している

不気味な程に静まり返った、大きな洋館
響く笑い声 薄暗い部屋に男が一人
玄い斑点の絨毯を眺め 茜いテイブルへ視線を移す

「何処に居るんだい、可愛いOne」

彼は 最愛の娘を捜し歩く

「道化師など、呼ぶべきでは無かった…」

その道化師は、外へ出れない少女への贈り物

「お前を恐がらせる人は、もう居ないよ 出ておいで」

娘の命が芽吹いた春
男が愛した女性は西の空へと旅立った
故に 遺された夫は、絵本の世界の住人が
唯一の友である彼女を何よりも大切にした
世間体よりも、仕事よりも、財産よりも…

廊下の先には 古びたドアノブ
張り詰めた空気が、辺りを漂う
埃臭い 最後に訪れた物置部屋 その中央には
安らかな笑顔、最愛の娘が…
手を触れた途端 娘は倒れた 一筋滴る 茜玄い滴

「誰か医者を!早く此処へ…!」

返事は、無かった…

「初めまして 御養父様!」

毎日、本の海 溺れては探す
神の領分を冒す その御業

「お前はまだ生きて 笑うべきなのだ
 新しい躰を、用意させよう」

元気が取り柄の活発な少女
古の禁書 第246頁
人間という存在を構成する両物質、
精神体 肉体に於けるジグソーパズル理論
それを実証可能にし得る薬剤 精神体剥離薬

…試す時が、来た

「あら、御機嫌よう 優しい御養父様
 今日の朝食は 何にしますの?」

Ⅱ.パズルのピース、
それは、予め決められた番でなくとも
二つが 一つに成り得るという可能性を示している

様々な魔術導具が立ち並ぶ、暗い部屋で懐かれていた
ぼやけた視界、懐かしい匂い、くすぐったい 髭の剃り跡

「麗しの我が愛しきOne 長い間捕らわれて居た
 諸々の不自由から お前は放たれた
 何でも出来るんだ 何でも出来るんだよ One
 さぁ、遠慮せずに言ってごらん
 まず 最初に何がしたい?」

次第に醒めてゆく視界の
端に映る、見慣れた姿態
暖かい気持ちの奥で、波風が立った

それは、幸せだった、大好きな、
「んーん、私は、
 御父様の傍に居られるだけで しあ…」

青白い私の、死躰

「なんで…なんで…なんで?
 …気持ち悪い…ぃ…ィ…イ…嫌ァアァア!」

Ⅲ.予め決められていない番は、誤謬である

血に濡れた屋敷 響く笑い声
真っ暗い部屋に 男が独り

手の平の小瓶 月を反射して
煌めいた翠緑が、とても綺麗で…
振りかぶった腕、嗚呼 震えた儘
慟哭は唯 果てしなく響いた


Repression Ego
作詞:Asage
作・編曲:Melve
歌・声:びっと


ある寒空の下、昼下がりの放課後

人の中居る程に孤独が募っていく
親しげで優しげな笑みを浮かべる度
内側に厚くなる無機質な仮面は
今ではもう剥がせない程に分厚くなり

噫、悲鳴が、乃、虚ろな、隘、空洞で、鳴り、響いて…
押し潰されてゆく本当の 僕を遠くで唯眺めていた

可哀想なフリをしていれば 誰かが助けてくれるだろうだなんて
小賢しい考えを起こさない代わり、

ストレートに助けを求める心の広さも 持ち合わせては居なかったから、
唯、為すが儘にして居たんだ

僕は馬鹿なのかもしれない…、でも、

人に嫌われるのが恐かった その為に被った仮面だった
それが今じゃ僕と云う 存在さえ脅かしてる

電子機器の発達した現代であるからこそ…
呪いは、より明確にその姿を顕す
それは、経験であり、体験であり、記憶である

恵まれた家庭で育ったと思って居る
甘えだと自分でもちゃんと解って居る
噫、不幸じゃ、無い、それでも、辛い、
あの日々を、無く、せたら…

一度拒絶された人格は 形を保つ事も難しいんだ
死にたい死ねない 不安を吐き出す先も無くて

もしも気にかけてくれるのなら
言葉なんて一つも要らないから
すぐに、すぐに、抱き締めて、僕の形を感じさせて

呪いは、ふとした瞬間に顕れて
手が届く筈だったモノにさえ 触れられ無くしてしまうのだ
そして、呪われた人間は 自らその数を増やしていく…

苦しんでる もがいてる それは事実だと言うのに
そんな事? まだマシだ? 恵まれて生きて来たなら
悩む事も許されないと言うのか?

親にさえ仮面を被って 息苦しさの中で生きてゆく
誰も僕に触れない 誰にも触れられない
この呪いを破ってくれる手は もう見つからないと思うから

せめて、近しい人には 呪いを残さない様に
自分が自分である内に 綺麗に居なくなってしまおう

廻る廻る赤色灯と茜色
それは、なんだかとても暖かく思えて
それが、僕の最後の記憶

その場に残された携帯電話
その画面には 新たなる呪いの始まりが、
記されて居た


マチルダとワルツを
作詞:Asage
作・編曲:Melve
歌:香
声:びっと & 香


「Hexerだ!Hexerを探せ!
 神の怒りを解くのに 薬草酢など要らぬ
 人の心を惑わす悪魔の使いを捕まえろ!」

「誰かを救おうだなんて事は考えてはいけない
 人が救えるのは自分だけさ そうだろう?」

死屍の隙間を縫う様に唯、独り
ある種当然の反応として、
驚怖を湛えた瞳でこちらを睨め付ける人々に、
救済への道標を作り続けて
時計草の咲き誇る垣根の上を跋く
感謝などされず、憎まれたとしても…

それでも、唯何時の日にか、
人々の為になるのなら ボクは喜んで嫌われよう
誰かへの煦かい心が実れば、また一つ、
煦かい心が生まれると 信じて居るから

今は唯、黙して…
宛ての無い此の旅を続けて邁こう

ある年、Eupronea大陸に黒い雨が降った
その雨は、大地にでは無く人の躰にその跡を残した
それは、神様の涙であったのかもしれない
その涙に触れたものは、
例外無く 血の海に沈んで徂った

数多の村を駆け抜けた中で 唯 一ヶ所だけ、
最後まで笑顔で 接してくれたあの場所へ、
もう一度行きたいと 時に願うのは心が弱いから?

誰かに酷い事を言われた位で罷める様なら、
この垣根の上を往く資格は無いよ
それでも 唯、ボクはボクが誤った路を来たのでは
無いんだと言う証がこの手に欲しいんだ

師匠…誤謬を犯しているのはアナタだ

神の涙と呼ばれた その恐ろしい病は、
武力、金、美貌、宗教、血筋…
それら全ての矜持を尽く壊して行った

それでも、人々は 新たな寄る辺を探して彷徨い歩いた

そして、ついに見つけてしまったのだ
決して壊れることの無い寄る辺を
それが、更なる狂想曲の濫觴であった

時計草の見当たらぬ蹊を往く
あの場所に行けばまだ頑張れる気がして…

「これは…!?」

辿り着いたその先には堆く積み上がる死屍が、
血の河が、家屋に宿った朧火達が…

瓦礫の中横たわった裸の少女が震えてる
他に動く者は見当たらない

何かの間違いだと
目を背け様としたその端に映ったのは、
血塗られた文字で描かれた
決して覆される事の無い返報

貴様らは何故生きている?
その答えは、一つしかあるまい…
さぁ、死を囲い込む夜の 始まりだ…!
死病を散蒔く旧神の眷属共、貴様等は滅びよ!

人に人は救えない 好意は基本的に報われない
でも、そうと識って仍、人に尽くそうと謂うのなら、
きっと…

「もう大丈夫よ…君の名前は、確か私と…」

そして、歴史は繰り返す 戦う少女と 果て無き旅を


#6 歌唱版歌詞
Hexer (魔女)
 德語 "魔女" 的意思,男性 Hexer 應稱為 "施術師" 或 "魔男 (?)"

"驚怖を湛えた瞳でこちらを睨め付ける (雨に怯える)" 人々に
"救済への道標 (傘)" を作り続けて
 這裡的 "雨" 下面會提到,意指 "神之淚"
 如果只看歌詞或只聽歌聲的話都很順,這邊讓人感覺很棒

"時計草 (パッシフローラ)" の咲き誇る "垣根の上 (道)" を "跋 (往)" く
 Passiflora (パッシフローラ) → 西番蓮…或者說百香果,亦稱為 "受難草"

"誰かへの煦かい心が実れば (蒔いた種が芽吹きそして 大きな花を咲かせたから)、"
また "一つ、煦かい心 (新しい種)" が生まれると 信じて居るから

"宛ての無い此の旅を続けて邁こう (ワルツを)"

ある年、"Eupronea大陸 (世界)" に黒い雨が降った
その雨は、大地にでは無く人の "躰 (体)" にその跡を残した
それは、神様の涙であったのかもしれない
その涙に触れたものは、
例外無く 血の海に沈んで "徂 (行)" った
 前面提到的 "神之淚",照字面上來看是一種天災
 可是在官網 "絶望サイプレス" 後日談結尾的敘述來看
 所謂的 "神之淚" 是指 "瘟疫" 的代稱…
 我想應該是 "由黑雨引發的瘟疫",比較合理

最後まで笑顔で 接してくれたあの "場所 (ドゥールク)" へ、
 查了一下,друг (ドゥールク) 是俄語中 "朋友" 的意思…俄語?

師匠…誤謬を犯しているのはアナタだ (マチルダ…誤ってるのはボクじゃない)
 Matilda (マチルダ),意指 "小魔女"
 原本是某英國兒童文學作品的書名 (同時也是主角的名字)

"時計草 (パッシフローラ)" の見当たらぬ "蹊 (道)" を往く

血塗られた文字で描かれた 決して覆される事の無い返報 (赤黒い文字のアートを)
 最後面聽半天才想到是 Art,本來以為是 Heart…

2015年1月10日 星期六

[Gothic Marionette] 星空の瞳

01.礼拝堂の天使
02.光の逃避行
03.星空の瞳
04.
05.

嗯哼,沒有整套收齊就無法得知故事的全貌
這就是所謂的物語音樂 (?

(絕望的是不知道什麼時候收得齊 (炸

礼拝堂の天使
作・編曲:yuki
歌:yuzu
声:yuzu & 都月あくあ


「罪を犯した者には等しく罰が下り 慈悲深き者には幸福が訪れる
 同じ空に抱かれた私たち 存在すべき約束 それなのに……
 悪しき者が隆盛の華を咲かせる時がある
 正しき者が地を這い斜陽と共に沈む時がある この世界は毒されている」

「そう、この世界は不条理だね 運命の車輪は気まぐれで 時として僕たちの善意に牙をむく
 君には世界が見せる幻想に堕ちてほしくない
 そのために僕は目覚めた 君が僕の手を取るのなら 僕は君と共に世界と戦う
 世界を縛り付ける不確かな鎖に抗ってみる気はあるのかな?」

(NemesisはAngelaの元へ降り立つ もうすぐ世界に不可避の因果応報が約束される)

樹氷の檻の中 星空の瞳が映す 静かな“復讐”は悲しい雪化粧……
水面に映る月 星空の瞳が照らす 愚かな“誓約”は甘い恋模様……

<弱者>が求める<願い事> 僕らはみんな平等なのに
不可避へ堕ちゆく<歴史> 少女達よ 剣を取れ

樹氷の雪山で 運命の車輪が廻す 小さな“幸福”は 儚い物語……

秘密の掛け合い<内緒話> 僕の手を取って怖がらないで
女神を呼び込む<霧氷石> 少女達よ 剣を取れ

無邪気な天使の羽を 赤く染める車輪を
廻す影と戦うために 僕らは走り出す


「罪過を重ねれば必ず裁かれる
 かくて歴史の闇は滅びる 決して繁栄することはない」

識者の言葉が内包する矛盾 それを真実と認めるならば なぜ犠牲者は減らないのか?
つまりこの世界は歪んでいる ああ早く……早く世界が孕んだ矛盾を取り除かねばならない
その思想の元に組織の人間が探すのは 女神を誘う<媒体候補>と 触媒となる<霧氷石>

Rommana礼拝堂……凄惨な襲擊事件の最中 実行犯の一人に訪れた<復讐の女神>
Angela, Tessele, Luciela......媒体候補の中で発現したのは<神の啟示を受けし少女>だった

Tycheの無慈悲に沈む 数多の物語 諦めるな博愛を救え 僕らは戦うんだ
時に天使の羽根も闇に陥れる 車輪に抗うために僕らは走り出す


光の逃避行
作・編曲:yuki
歌・声:yuzu & 都月あくあ


[Orleans戦争の英雄Tilbelt Vitelli Citta di Castelloの手記より]
「Luciella...舞踏会ではお行儀よくなさい あなたは立派ところに嫁いで、
 お父様を喜ばせばさい 良家に嫁ぐこと……それがお父様やお母様の幸せなのよ……」

光り輝け 蒼いドレスよ 一族の繁栄のため舞踏会に咲く花
陰気ば性格 今は隠して 今宵限りの作り笑い
貴族の駆け引き 表層的な談笑 嗚呼……なんて息苦しい空間
美しき肢体に不純な視線 作り笑いの心圧 刹那、彼女の視界に深い闇が訪れる

光の名を冠する令嬢は唇紡ぐ かつての愛称は舞踏会に咲く花
今や盲目の病人として寝台に咲く少女 今宵も止まない嗚咽の日々
「お父様とお母様に愛されたい 素敵な人と婚約しないと……
 この目に再度光を……どうか機会をください神様……」

癒えない視力 今日も屋敷で一人で泣く舞踏会に咲く花
盲目の私じゃ誰も拾ってくれないわ 今宵も尽きない 嗚咽の日々
「お父様は忙しそうで お母様は相手にもしてくれないわ
 かかりつけの薬師……彼女だけが私の理解者……」

いつまでも戻らない視力 お父様に愛されない役立たずの娘
自分なんていなくなってしまえば……窓に手をかけようとしたその時……
聴き慣れた優しい声が彼女の耳に届く

ふと見上げると 窓辺に誘拐魔 嗚呼……大きな手が私を抱き寄せる
星空に沈む二人の陰影 嗚呼……灰甘い光の逃避行

「ねぇ 誘拐魔の薬師さん 私って公には病気で死んだことにされたんだって
 搜索願いすら出されてないわ……お母様は薄情者ね……
 お母様の言いなりのお父様だって薄情者よ……でもいいの
 私は新しい光を見つけれるのね……私も今日から薬師の一人……」

無人の寝台 無音と寝室 嗚呼……愛娘の名を呟く父親
窓の外には果てない宵闇 嗚呼……愛しき<光>は闇の中
「私がこの歪んだ世界の薬になれるかもしれない
 この瞳は光を捕らえられないけど いつだって希望の星空が輝いている……!」


星空の瞳
作曲・編曲・声:yuki


さぁ、抗ってごらんなさい少女達
この運命を中心として廻る大車輪に

Rommana礼拝堂襲擊事件 響き渡る歌声はNemesisの招き声……

目の前に倒れる、神父。 その体は鮮血に塗れる。
倒れ付す彼の眼は怒りと憎しみで煮えくり返っていた。
しかし、その眼は決して濁っていない。

「……あなたの暮らしはあまりに清貧で
 とても公費を横領している人には思えない……」
「……内戦が続くこの半島で なぜこの街だけ治安が良いのか
 不思議に思わなかったのか」
「どういうこと……?」
「……私が着服した金は……すべてこの街を守るために使ってきた」
「そんな……嘘よ……」
「すまないね、Angela......今の教皇の政治はあまりにもひどい。
民眾に燻る不満はよくわかっている だが 君達が起こそうとしている革命は
さらに多くの悲劇を生むだろう……」

彼は本当に罪を犯したのか……?罰せられるべきだったのか?

「この声は……礼拝堂から声が聴こえる……」

[ピクセルビー] 繰り返す風景、新しい景色

01.夢想の夜
02.ランドスケープ
03.夢想の夜 (Instrumental)
04.ランドスケープ (Instrumental)

C86 的部份結束啦!
(共計21曲…有點少啊)
沒想到光是打自己買的碟的歌詞,精力就消耗殆盡
之前一場打了20幾張碟是怎麼做到的呢…

夢想の夜
作詞・作曲・編曲:くど
歌:monet


僕は考える 眠れなくて 夜更かしをする誰かの事を
僕は考える 安らかに眠る人達の夢の内容を

遠く近くたゆたう 思考は迷走する

僕は考える 遠い国で親切にしてくれた人の事を
僕は考える 意地をはって仲違いしたままの友達のことを

思い、あてども無く夜空に浮かんでは消えた

思い出す言葉、覚えている痛み、焼きついた景色、残った傷跡
笑った君の顔、暖かな日差し、始まりのチャイム、あの日聴いた音楽
ここがどこかも知らない


僕は想像する 数十年後 世界はどれだけ変わるのかな
僕は想像する 人生の終わり どこでどうしているのだろうか

無為に 時間がたってすぐにその時が来るかな

昨日の欠片、影絵の世界、胸に秘めた熱、不安と焦燥
鳴らないアラーム、拙い約束、夜空の彼方、やがて知る答え
僕はまだここに一人


僕は考える いつまでも心を震わす歌のことを
僕は考える 円を描き繰り返す物語を


胸に抱え、
短い間、夢を見ていたんだ、眠りの淵に、沈むその前に
もう少しだけと、抗っているよ、今しか見えないものを探して

日常の中で、すぐに忘れる、痛みと光、守りたい思い
繰り返す夜に、頼りなく揺れる、振り子のように、気高い心で、

僕は考える
僕は考える
僕は考える


ランドスケープ
作詞・作曲・編曲:くど
歌:monet


明け方空に舞った銀色の雫が
閉めきっていた窓を音もなく叩いた

心に溢れる希望があるけど
新しい風景に僕は立ちすくむ

例えば今、蝋の羽を背中に纏っているとして
太陽まで届くことを信じられる?
でも行くんだ 未来へ


冷たいコーヒーに入れたミルクの雲が
少しの間僕の思考を支配した

形を変えてもそこにあって消えない
希望のあり方にいつも惑わされる

例えば今、迷宮の地図を手に入れたとして
その最中で持つモンスターに立ち向かえる?
ただ心は 未来へ


雨を払って咲く花 その姿を
すぐに散る儚さに例えて


でも行くんだ、何があっても逃げない覚悟だけをして
それとも胸を焦がす景色を知らずにいる?

その果てから目を細めてさらに遠くを見てみるよ
想像する時 心はもう歩き出している

羽が溶けたって
地図が無くたって
さあ行くんだ 未来へ

2015年1月2日 星期五

[Symholic] 鮮血に捧ぐ三度目の黒鏡

01.黒鏡の呪い
02.幸せな私の追憶
03.鮮血の斉唱
04.血塗られた彼女の追憶
05.絶望の四重奏

這次的打手是葉月 :S
歌詞部分依舊沒頭沒尾,習慣就好。

150110:修改 #3,#4,#5 的格式 (?

黒鏡の呪い
作詞・作曲・編曲:Paspal
歌:葉月ゆら


I who had poor heath was living
in a room of a certain time-worn mansion.
One day I heard a rumor from outside the window.
The rumor was that by saying the name
of a certain girl three times before a mirror at midnight,
that girl will appear. So, I muttered……

The blood covered girl who appeared there smiled coldly at me
and pounced at me. My resistance was to no avail
and the girl took over me and attempts to fulfill her
only desire of "wanting to see beautiful blood".
The forbidden words that I muttered thrice transform
themselves into a tale of regret.

暗く 閉ざしていた 扉を開かせて
弱い記憶の中頼りに 呼び覚ます
日が落ちた空 月明かり飲み込む
古い鏡の中 想い馳せて

銀色の鏡面に 写った身体見て
吸い込まれた想い 響き合った
不確かな言い伝えは 心に光を灯す

呼んだ少女の名は 一度の“好奇心”
怖い物見たさ 半信半疑 故に狂おしい
満たされぬ衝動 埋めてくれるのなら
たとえ“幽霊”でもいい

期待を込めて呼び出す 最初の名前を
暗闇の鏡へと


赤く 綺麗な血は 心を魅了して
弱い身体動かせて ひたすら求め
孤独な部屋に 閉じ込めた心は
鍵をかけた 扉のように重く

反射する鏡面は 全てを拒絶して
真逆の世界から 写し合った
黒いドレスを揺らせて 祈るように呟いた

招く少女の名は 二度の“寂寥感”
寂しくて耐えられない心 故に求めていた
満たされぬ願望 叶えてくれるなら
たとえ“悪霊”でもいい

願いを込めて呼び出す 二度目の名前を
黒銀の鏡へと


白く痩せた身体『血塗られた少女』を呼ぶ
もう 引き返せない三度目の“呪縛”

割れて写る二人は ひとつになり
満たされた心は 後悔へと


幸せな私の追憶
作詞・作曲・編曲:Paspal
歌:葉月ゆら


やせ細る身体を震わせても、誰も興味を抱かないと
幼く捨てられた私だけど、そんな事もう知ってたから
優しく手を伸ばす“老夫婦”に出会えてから、今までの世界が弾けて消えた
私に居場所を与えてくれた その笑顔、光の様に……

『透き通る星空』 『深い海原』 『写す川』
『移り行く自然』 『風の匂い』 『景色』

“老夫婦”の話す旅の土産話に心躍らせて笑う

その日は 「それだけじゃないよ」 と、大きな鏡
渡された“贈り物”にはしゃぎ、咳き込んだ私を
心配そうに見つめて 「古い物だけど、気に入ったなら良かった」 と笑っていた

“老夫婦”は旅に出掛け、一人きり 寂しさを紛らわせる日々
心ざわついてた私だけど、鏡の前なら落ち着いた
透明な世界を写す鏡の中は、もう一人の私が笑いかけた
表裏一体の私の姿、何よりも美しかった……

『真夜中の暗闇』 『鏡に向かう』 『一人きり』
『彼女の名』 『三回呼ぶ』 と 現れると

古い絵本に書かれた“物語”想いを馳せて今呼んだ……

割れた鏡の向こう側に、血塗れた 『彼女』
現れたその姿見つめて、優しく微笑んだ
「やっと呼び出してくれた」 と冷たく笑う
驚いた心の隙間にとり憑いた……

赤く熱い鮮血に魅入られた 『彼女』
遊ぶ友達が欲しい私

『さぁ これからは二人で、命尽きるまで 最高の“血祭り”を楽しみましょう?』


鮮血の斉唱
作詞・作曲・編曲:Paspal
歌:葉月ゆら


咳を散らす口元 ふらつく足
眩暈 立ちくらんだ世界眺め
身体が求めてた 赤色の雫
満たされない欲望 抑えた

こんな はずではなかった
あの夜から とり憑いた 『彼女』
頭の中響く声 渦巻く悪意が蝕んだ

“鮮血を求め、両手を真紅に染め上げろ!
 その甘美なる行為で、私の欲望を満たすがいい!”

—それは 抗う事の出来ない
支配された思考だったから……

戸惑うように 雫を舐める私は
後悔の中 熱い鮮血の味を識った
動かなくなる“小動物”を ただ見つめては
冷めた自己嫌悪を巡らせた


汚れ散らす口元 赤く染まる
鏡 映りこんだ自分眺め
身体が覚えてた 赤色の果実
鳴り止まない 声は続いてた

苦く 錆びた鉄のように
広がる味 興奮覚えた
この悪夢を祓おうと 招いた神父に手をかける

“鮮血を求め、両手を真紅に染め上げろ!
 その甘美なる行為で、私の欲望を満たすがいい!”

—祈り 捧げる 光の十字
黒く深い闇が包み込む……

貪るように 雫を啜る私は
本能のまま 歪む牙を突きたて笑う
冷たくなった“神父”を ただ見下ろして
熱く滲む涙を零した


“鮮血を求め、両手を真紅に染め上げろ!
 その甘美なる行為で、私の欲望を満たすがいい!”

—耳を 塞いで慟哭しても
響き渡る 鳴り止まない声

狂いそうな世界で叫ぶ私は
背徳の中 罪悪感 もう戻らない
凍り付いた願いに 別れを告げて
赤く染まる涙を流した


血塗られた彼女の追憶
作詞・作曲・編曲:Paspal
歌:葉月ゆら


さらさら と 輝く長い 髪をなびかせて
ぎらぎら と 光溢れる 道歩いた
ひらひら と スカートの裾 揺らし進む私は
くらくら と 倒れるほどに 夢抱いていた

満たされてた世界は 変わらないと 信じていた
赤く染まった 花びらを見つめて
気付かずに 響いていた 汽笛の音
“私”の命 終わりを告げた


ゆらゆら と 彷徨う命“自死体”見下ろした
きらきら と 撒き散らしてる 赤い雫
ちらちら と 覗いた情緒 美しいと思った
はらはら と こぼれた涙 悲しくは無くて

私が消え 世界は 何も変わる事はなくて
一人彷徨い 居場所を求めてた
私の名 呼び出す声 響き渡る
手繰り寄せ 見つけた


呼んでくれた少女の声は 私を導いた
細すぎる その身体に近づき
蝕むように 夢を喰らい尽くした

『似たもの同士 居心地の良い貴女の
 その命 尽き果てるまで 私と楽しみましょう?』

二人で求め 二人で過ごした日々は
甘く燃えるような 幻想に変わり 快感に気付く

呼んでくれた少女の口は 私の声のまま
巻き込んだ その“死体”に近づき
蝕むように 肉を食い散らかした

『似たもの同士 通じ合うこの私と
 その命 震えるほどの 興奮を脳裏に刻みましょう?』



[Studio Lepus] Malice in Underland

01.Malice in Underland-異界との邂逅-
02.Fragments of Desire-千の魂の眠る処-
03.Kuu-月蝕に舞う-
04.Crossing-変質するもの-
05.Broken Seas-深く遠く-
06.Whirlpool-流れと淀み-
07.Lycoris-狐花-
08.Missing-砂造りの楔-
09.Psychopomp-ひび割れた終焉の卵-
10.Ring-白の鈴-
11.Dnalrednu-混沌の園-
12.Hollow-祈りと呪いと-
13.Gate in Sixthfinger-不可識の向こう側-
14.Deadman's Code-ある少女の夢の涯- I
15.Deadman's Code-ある少女の夢の涯- II
16 O-始源点-
17.Luna-水鏡の満月-

跳票數回總算在C86發售了
不過BK出了點小問題 (紙張太厚收不進CD盒裡,配色詭異導致閱讀困難)
雖然秋M3提供交換,走代購的只能摸摸鼻子自認倒楣 (唉

Kuu-月蝕に舞う-
作詞:川口ユウ
作・編曲:三滝航
歌:8
コーラス:川口ユウ & 8


緋月 (ヒヅキ) の影結ぶ
空 (クウ) のせぜらき零れ落ちた雨
吹雪く淡萌黄 (ウスモエギ) に注がる
水鏡 (ミカガミ) に咲くは紅の華

夜に化する夜に鳴く夜鳥の清歌 (セイカ) の描く
枯らす葉 孵る羽 (ハ) の彩る四季 彼 (カ) の園

御波 (ミナミ) 薙ぎ満たせや月 (ツク) の音
淀む湖水の底までも
御山 (ミヤマ) 深き神代 (カミヨ) に捧ぐは
夜見 (ヨミ) の花野 (ハナノ) 見霽 (ミハル) かす胡蝶の夢


幾重に織り束ねられた
斑雲 (ムラクモ) 染做 (ソメナ) す芥 (アクタ)
蒼穹 鈍 (ニビ) に霞める
波間漂うは暗 (クラ) の華

夜に反る止まずの瞋恚 (シンイ) の為果 (シオゝ) せぬまま
還 (カエ) さに遣されるは鳴り渡る鈴 (リン) の音ひとつ

弧光 (ココウ) 揺らぐ空 (クウ) 陽と月の廻る
遠 (トオ) の河流るる揺らぎ映る色 朧月夜

御波薙 (ミナミ) ぎ満たせや月 (ツク) の音
宵蠢 (オゴメ) くもの祓いては
結和 (ユイヤワ) す心 (ココ) の静寂を白磁 (ハクジ) に絵取 (エド) れと

凪の水面よ 永遠 (トワ) に


Ring-白の鈴-
作詞:川口ユウ
作・編曲:三滝航
歌・コーラス:紗智


宵の浅瀬 揺らぐ息
陰る瞳 誘 (イザナ) いの音

響き渡る神 (ミワ) の鈴
セカイ歪め遠く
忍び寄るは白い夜
残影すら見せずに

揺らぐ視界は逆さまに帰り
虚無 (ソラ) に反響 (コダマ) するのは慟哭

鳴り止まない神 (ミワ) の鈴
心 (ムネ) を満たす憎悪
自我の栓が抜け落ちる
孔覗くのは誰

白い闇に蜘蛛の糸は見えずに
救いを求める手は空を切る

くるくると廻り融ける
夕の月 (ユメ) と陽 (ウツヽ)
りぃんりぃん
この心が悲鳴上げ壊れる

鈴の音が聞こえる
静かに鳴り響く
砕けたはずの鈴の音が


Luna-水鏡の満月-
作詞:川口ユウ
作・編曲:三滝航
歌:8


空を仰ぐ
頬打つのは嘆きの涙
心模様映し出す 天の銀幕

縋るほど遠ざかる景色はあまりに無慈悲で
けれどその中にあなたの影求めてしまう

独り漂う天球 (ソラ) の底
鏡の向こう陽炎探して
セカイの涯 (ハテ) から呼び続けている
幾度も 幾度でも

水面見下ろす
闇揺らぐのは歪んだ像
手を伸ばせば掻き消える 影すら残さず

朱 (アカ) の雨 黒の天蓋
あなたはどこにいるのだろう
声を聞かせて
生きることが不安になるから

独り彷徨う無間 (ヤミ) の底
鏡の向こう陽炎探して
セカイの裏まで歩き続けよう
抱いたその誓いと紅 (ベニ) の憧憬 (ショウケイ)

月はただ千の色照らすだけで
失くしたものは
水辺に波の輪も残すことのない
ただのひとかけらと――

独り竚む真円 (ツキ) の底
蒼く群がる花園 (カエン) のその中
セカイの畢 (オワ) りで立ち尽くしている
待ち続けている

声を枯らした彷徨 (タビ) の昏れ
深緋 (コキヒ) に染まる同じ空の下
悠い約束の果たされる時を待ち焦がれる
届くことのない水鏡ノ満月

[Fabulatore] Exsequor

01.絶望サイプレス
02.怪盗カサノヴァ
03.時計仕掛けの恋人
04.ザフレク
05.稲妻の贄
06.機工飼育の村
07.興國幽径アポロギア
08.星芒形の蒼い歌
09.Liberation Es
10.オルランド

C86最喜歡的碟,沒有之一。

150110:修改#1, #2, #3, #6, #7, #10 的格式 (?
151202:全曲修改。

絶望サイプレス (Cruel Cypress)
作詞:Asage / Lanthan
作・編曲:orphario
歌・声:びっと & 香 & olphario & Asage


疫病の流行 その影に隠れ、行われる悪行
安置所の暗闇に虚ろな音が響く

・孤児兄-特異な外見を持つ。皮肉屋。
・孤児妹-愛称リギ。考えるより先に体が動く。
・短衣の医師-理髮外科医。
・ジリコニア-敬虔な老紳士。大学教授。
*解剖学講義-死への関心が高まった時代。
       骸骨は様々な芸術のモチーフとなった。
       また、解剖学講義は大衆の娯楽の一つであり
       富裕層の関心も高まっていた。


「……ギ…………」

果ての無い夜の海の様な
暗澹にこの身を浮かべながら
眼前に迫る糸杉の天井に 息を吐き掛けて……
意識は、霧の中に解けてゆくーーーー

老紳士が出てきた扉が開く
駆け寄る小汚い少女
渋い表情を押し隠した短衣の医師
人いきれの待合室 響く声……

「我々も最善を尽くしたのですが、
 力が及ばず……申し訳ありません
 誠に残念な事ではありますが、
 令兄は御亡くなりになられました」

無情にも叶えられた 長い間の大憂
幾重にも揺れ動く視界 憂苦に臍を噬んだ

「どうして自分の事を
 もっと大事にしてくれなかったの…!
 私は!何より御兄様の傍に居たかった……!!」

嗚呼、昔日の無邪気さに 兄の微笑が陰を落とす

【標本の腐敗が過度に進行した為、
 Plut Silcohnea博士の解剖学講義は、
 中止と相成りました】

『成金どもめ……!私は刑吏ではないッ』

『おっと これは失礼 大丈夫ですかな?』

『それは…さぞかしご心配でしょうな
 しかし、咳嗽ならば……大丈夫でしょう
 きっと良くなられませ』

『ええ では、失礼ーー』


「……やっばりおかしいわ 絶対に信じない
 胡桃の様な頭の私にも解るわ
 咳の治療ぐらいで、死ぬ訳がないじゃない!
 顔だって、しっかり見ていないもの…!」

敝履の様に追い出された 診療所へと疾る
余人を以ては代え難い 眷を取り戻しにーー

「お兄様を返して頂戴」

「ねぇ…」

十字架の短剣に連れられ、新月の海の様な安置所の中

「此処の遺体は…全部まだ…防腐の前 よね……」

遺体に 一つだけ混じった棺を眼にして、

「じゃあ……」

眼光は蝋燭の灯かりも映さない程に薄暗く……


「貴女は解らないのでしょうね!
 家族を養うのがどれだけ大変かッ!!
 だからそんな事を言え…
 …いえいえいえいえ解りました落ち着きましょう?
 話せば解ります その物騒なモノを下げてください!
 良いですか!令兄は 復讐など望んで居られない筈です!
 こんな事で未来を潰すよりは、
 逞しく生きられら方がどれだけ喜ばれるか……!」

 「……誰が何だって?」

再会は まるで神解けのようにーー
嗚呼、早すぎた納棺が生んだ帰責
それは優雅に喪失を撥ね除け
死を背凭れに、三日月を浮かべて居た……

「俺は嬉しいねぇ そんなにも、
 俺の事を思ってくれているとはーー」

「なぁ、あんた 死人が本当に
 そんな事考えて居るとでも?
 それは、テメェらの世界を
 平和に保つ為だけの方便だろ?」

「なぁ、生者をも喰い物にする倒錯者さんよ
 …妹には、何をするつもりだったんだい?」

「さあ、胡桃頭 そいつを刺し殺せ
 それが終わったらお前も死になーー
 ……どうした?出来ないのか?おひぃ様?
 ああ、人の大切な者を奪っておいて、
 のうのうと生きるつもりだったのか?
 出来ないなら……、既に死んだ人間がやろう
 さぁ、講義を 始めようかーー!」


怪盗カサノヴァ (Phantomthief Casanova)
作詞:Asage / Lanthan
作・編曲:orphario
歌・声:びっと & 香 & olphario & Asage


その部屋は、秘密の2階にある
剥製、絵画、武具、卵、数学書

・グイドバルド-現実主義者で金がすべて。ローヴェル商会主代理。
・フランチェスコ-年の離れたグイドバルドの弟。収蔵品室に居つく。
・召使いティス-フランチェスコの世話係。彼の唯一の味方。
・怪盗カサノヴァ-物の声を聞き、女性としてエスコートする。
・グラウディオ-デッラ・ローヴェル家当主で兄弟の父。
        現在療養中。常に女物の指輪をしている。
・ベッルーノ伯-様々な国の楽器を蒐集している。貴族。
*印章指輪-一家の契約の全てを司る契約印。


そして、もう一度
“ラーラ・アヴィス”は 彼女に渡るだろう
『……《なんてことだ》!!』


ーー於 収蔵品室 In camera delle meravigliaーー

【La Gazzetta del Tiglio】“Cronaca Nera”

またも“あの男”の犯行か - 通称Casanovaと呼ばれる賊、
新月に紛れ忍び込み、ベッルーノ伯の宝を盗む

『さぁて愚昧なる諸君 私はこれから、
 グァルネリ嬢をある場所へとお連れする
 では、これにて終幕ーーまた会う日まで さらばだ、諸君!』

「…かぁっこいい!!
 ティス、もっと読んでよっ、っ……兄さん」

「お父様の具合はどうだ なぁ 我が義弟よ
 もっても、あと3日かそれぐらいだ?
 素敵じゃないか…!」

「遺される莫大な遺産をすべからく手にするのは、
 商館の副館長である、このグイド様だ」

「お父様の家の名を襲うべきは、あなただけ」

「甘やかされて育った引き籠りになどは、
 一銭足りともやるものか
 ゴミの山と共に、追い払ってくれるわ」

「おい、そこの召使い、
 この低俗な記事を捨てておけ」

「……大丈夫ですよ」

渡されたその新聞
悲しむ少年に渡し 収蔵品室を辞した

召使いは、呟く

「そんなこと、させはしない」と

ーー於 回廊 In loggiaーー

「今回の“ラーラ・アヴィス”はあの部屋か
 ローヴェル家の全てを継ぐ者が持つと云う、黄金の指輪
 《黄金の樫の木の印章指輪》 …そろそろお迎えに上がろう
 稀代の材木商のコレクションが、私を待っているーー!」


ーー於 広間 In camminataーー

「本当に来るでしょうか、Casanova」

「予告状通りならな 丁度いい余興だ 捕まえてくれる
 なぁ、……、そこの召使い 何をしている……!
 おい、そこのお前ッ!!」

「そもそも、最初から“召使い”は居ませんよ?」

「流石だね、ローヴェル家の至宝はーー
 価値の解らぬものから見れば、お義父様の蒐集品はゴミの山
 しかし、そこに価値を付ける それこそが商人でしょう?」

窓を突き破って、暗闇に消える、“黄金の令嬢”と怪盗の微笑

継子の兄は、……

「なんてことだ……、なんて、ことだ!
 あれは、あれが無ければ……ッ
 追え…、追えーー!なんとしてでも捕まえよ!!」

ーー於 収蔵品室 In camera delle meravigliaーー

「ーーそれにしても不思議だ、お母様の墓前に?」

微笑みかざした“指輪入れ”想いは、受け継がれてゆく


時計仕掛けの恋人 (Clockwork sweethearts)
作詞:Asage / Lanthan
作・編曲:orphario
歌・声:びっと & 香 & olphario & Asage


旅の終わり

・アルバート-兇刃に倒れた異国の王。ロゼリアの幼馴染。
・ロゼリア-元修道女長。アルバートの幼馴染。


La la la... 聖歌の音は 遠く 遠く 冷えた木の壁に溶けて消える
僕の指から 生の熱が逃げて行かぬように 君は握る
「安心して…… またすぐ会えるよ 僕と君は 時計の針だから
 何度もすれ違っては 棘の中を進んで行くけれど、
 それでも また、引かれ逢うんだ……諦めよう?
 僕らは…、何度だって…重なり合う
 運命に、あるん…だ…と……」


澪を引く頬に朱を灯して 冷えた長針を布で拭う
貴方は、いつでも私の事を置いて一人で行ってしまう…

飽きれる程に身勝手な私達は、もう重なり合えない

そう何度思ったのだろう でも、私はもう泣かないわ
やっと解ったの だから……、少しだけ待っていてね

双つが 永遠に十二時で止まる日は、今日じゃない


今までは、貴方の帰りを案じ ただ待っていたけれど……
自分のものなら、本当に自分のものなの? なんて思わない

自信が無いから、人の為だなんて言って逃げて居たけれど
大切な事は変わらない 傍に居ても、
生死が分からない程遠くに居ても

短針は港では無く 長針だって船では無いの
その両方を併せ持つから 秒針は 棘の中でも廻り続けるのよ


ーー互いに愛しい気持ちを持っていれば
その秒針が、交わる場所を示すわ だから今度は……

私も船になって 貴方の知らないこと 例えば、子育てのこと
貴方の喜ぶこと 素敵なことを掻き集めて、逝くから

「全てを許すわ…… 私達は またすぐに会えるもの、ね?」


ザフレク (Xaflec)
作詞:Asage / Lanthan
作・編曲:orphario
歌・声:びっと & 香 & olphario & Asage


平和が争いの対極にある
などと、誰が言ったのか

・ミハイル-秘密裏処理組織エース。
・ユーリィ-兄を尊敬する。


その組織の名は通称、血霧の蜥蜴

不穏な陰に身を委ね 不審な陰を消し去る
誰にも知られてはいけない平和の裏舞台

罪無き者の縁を奪ってしまう不安
仕様が無い苦悩に追われる孤独
卓越した手腕、称賛の声
私は何から誰の幸せを守れているのか?

自ら家族を喪った 暗褐色の光景
その中の私はいつもと変わらない手筈で
見慣れた手首に枷を嵌めてゆく
繋ぎとめる術を持たない
あの子が俯いて訴えた言葉
強まる雨脚 私の心には届いていなかった

施設からの帰り道 朝焼けに目を細めた
最後に見たのは背後から迫った刃物
視る事に囚われた私は、大切な者を喪い
観る事しかせず、見る事も叶わなくなった
今思えば誇れる事など何も無くて

薄れゆく意識の淵で聴こえたのは嗄れた声
残されたあの子は、もう壊れていたのだろう

「私から光を奪ったのは、おそらく…」

疑わしきは全て罰する
この汚れた正義の為に
幾人の人生が狂わせられたのか?
今ではもう知る因すらない
私の問を解明かす鍵は過程が示す未来へ


稲妻の贄 (Victim of Electricity)
作詞:Asage / Lanthan
作・編曲:orphario
歌・声:びっと & 香 & olphario & Asage


桜が美しいのは何故
光の木が美しいのは

・青年-××××に従事する派遣労働者。


貧しさから逃げれたくてその手を取った
怪し気な外れの建物、列ぶ放浪者達

錆色の臭いが肺を焼く、鉄の部屋
足を踏み入れた時、言い知れぬ悪寒が過る
遠巻きに指示を出すばかりで
近付こうとしない人々

秘密の話を盗み聴いてしまったんだ
質の悪い冗談みたいな事実を…
招きいれられた儘、立ち竦んでいた

辻褄の合わなくなってきた説明
日に日に積もる懸念と慷慨
地平の彼方に仄見える、煌々とした街明かり

篠突く病に、差されながら帰ってきた
壊れてしまいそうな程に、曝れた身体
手にした物は少なく、崩れた者は多く
寂寥とした日常に、煤けた風が吹き荒ぶ

目の前に広がる賑やかな光景
影を射る様に輝く景色を眺めて思う

「稲妻は贄を得て今日も世を照らす」

地平の彼方まで続いている、煌々とした街明かり…


機工飼育の村 (Mechanical Rearing Village)
作詞:Asage / Lanthan
作・編曲:orphario
歌・声:びっと & 香 & olphario & Asage


古の疫病の再流行と絶滅危惧
その終息を経て、世界はーー

・子供たち-冒険したいお年頃。
・大人たち-過保護。お酒が無いと生きていけない。
・旅の人-荒廃した世界を見て周っている。大人。


鳥が飛んでゆくよ、ほら…楡の木の枝から、今
青藤の花をくわえて、地平線へ溶けてゆく

生きている者が数十人にまで回復した世界
人類は、或る一つの村で暮らして居た


する事が無くなって 何時もの丘で
金の波から離れる夢を見ていた

「収穫の夜は 辛い事など忘れよう」

大人達の酒宴は、宵闇を蹴飛ばして続く…

「君達は、まだ幼いから
 お酒は飲めないけど、向こうの机に
 料理を用意してあるから、食べておいで」

いつも…、なぜ僕らを遠ざけるの
言いつけはちゃんと守っているし
僕らはもう充分大人なのにーー


此の村には、
子供達が立ち入ってはならない区域がある
其の区域内の建物には、
いつも 厳重に鍵が掛けられていた……


旅の人が訪れ、村は騒ぎに

「よくぞ生きて居られました』…どうぞこちらへ

旅人の話に、子供達は目を輝かせ
働き手が減った大人達は、仕事へ


ーー彼は、声を潜めて子供達に囁き掛ける

「酒を飲める様になったなら、誰もが認める大人だよ」

“いつか…、君らが大人になったら 共に旅をしようね”
と言って、彼は 村長の家を出ていった


嗚呼 その日は、酒蔵の鍵が
なぜか開いた儘になっていた
コルクの栓を開けて、匂いに顔をしかめながら
黒く光る蜜の様な、燃える水を口にした子供が
居る事を大人達はまだ知らない


「さぁ、滅ぼし合うが良いさ……
 “人間”は、もう蘇らない
 俺達は元々滅びる運命にあるんだ
 悪足掻きは止めて、大人しくそれに従おうぜ?」


興國幽径アポロギア (Apologia of A Double)
作詞:Asage / Lanthan
作・編曲:orphario
歌・声:びっと & 香 & olphario & Asage


後悔は、もうやめにしようーー
この花の名にそんな意味はない

・リリアーナ-東の帝国の頂点に立つ皇女。時代のアイコン。
・アマリリス-皇女專属の侍女。リリアーナに容姿が似通っている。
       地方貴族の娘。皇女と共に食事会に参加していた。
・エヴェドの将軍-北の帝国エヴェドの大遠征隊隊長。旧神勢力。
*オーラム帝国-現在の世界の支配的地位に位置する。
        東西で分割統治がなされており、東は軍事と農業、
        西は宗教と芸術が盛んである。新神の信仰が篤い。
*エゥト王国-東の帝国の盾であり矛。北の帝国の急伸長を警戒していた。


『戦皇女リリアーナ
 平伏して、足を舐め、命を乞いたまえ
 その麗しき髪が、泥に塗れるまで』


天にまで届けと 燃え盛る城下を背に
襤褸布纏い 薄闇の山森へと駆ける

獣道のヴェロニカの花穂を 素足のまま踏みつけて
焔を離れるごとに増す痛み……

『ーー私は このエゥト王国の、
 そしてこの国と言う盾の後ろに控える
 東オーラム領すべての国々の誇り
 この国の民が 夷帝の暴虐に屈さぬのなら
 私とて同じこと……』

『ならば、穢してくれよう』

押し寄せる浅黒い兵隊が、
街を 人を 全て侵し踊り爆ぜる
照らされた雑踏は、塵一つ残さずに、
幾数千の歴史を喰らう

少しだけ開かれたドアの隙間の未来
ーー留め金を緩め追う、褐色の肌の軍人達ーー
悲鳴が聞こえ 急に怖くなって命も忘れ、駆け出した


『アマリリス、今日から
 貴女は皇女様に付き添いなさい』


寝食を共にし 目と鼻の先で笑う
涼しげな目許……“おめかしをしよう”

夢にまで見ていた女性と
“お揃いだね”と笑い合って
私は御妃の『影』をこなしていた……


花壇はとても綺麗な所で……
でもね、雑草の私には向いてない
近づけば、近づくほどにそう 影の背が、
伸びてゆく様な気がして… 嗚呼…嗚呼……

『名前? ……、全て 忘れたよ』


撥れ上げる赤の色 雨の様な木洩れ日
深緑の中、不意に足許を取られ 転び 振り返れば
視線を抉るのは 踏み潰された、血塗れの白い花……

泥に塗れ 震えながら這い寄る
花だと思えていた日々の跡ーー


『この花は、君にこそ良く似合う ほら、とても綺麗だ』


空っぽの宝箱を守っている人に
どんな意味や、用や、価値があると言うの?
……リリアーナ この命 今度こそ捧げます
この国と貴女を、死なせはしない……!


「オーラム帝国東方管區
 第13代執政姫 リリアーナが申し出る
 我等新神の眷属が結束するべき時が来た!
 この地イヴィアールに古より住まいし者達よ
 貴殿方の首長に、御目通り願いたい……!」

『アニタ、イザベラ、リタ、マリー 私は』

皇女が自室に放った“ノームの液火”、
空気に触れた途端発火するそれは、水をかけても消えず
自ら花を散らした亡骸を 最後まで守り通しました

ーー百合になんかなれなくても良い
私は その火になれたら…… それで良い


星芒形の蒼い歌 (Asteroid Blues)
作詞:Asage / Lanthan
作・編曲:orphario
歌・声:びっと & 香 & olphario & Asage


兵士は何処へ?墓地に入った
墓地は何処へ?花に覆われた
ーーPete Seeger『Where Have All the Flowers Gone?』


願いを籠めて紡いだ反戦歌
青い…青い空の下で生きていたい
それが望まれぬ幸福でも
僕は星芒形に誓い続ける

家の者の叫びが響く、通り過ぎた弾時雨
くすんだ水が香る中、冷め続ける体温
他の者は地に沈んだまま黙していた

どちらが犠牲になろうとも
誰も気が付きはしないさ
そう呟いて君は笑っていた

塵が舞う瓦礫の庭で、曇った空を仰ぐ
眠る君と二人っきりの誕生日会
隠れて灯した蝋燭を吹消す
揺らめく煙の気配は空気に溶けた

繋いでもらった人生
託された心は共に在る
だから僕は独り歩き続けられる

きっと誰も信じてくれない台詞
本当は君に伝えたかった
言い逃した言葉は、今でも口の中に
後悔と感謝を引き摺りながら、僕は
蒼い…蒼い空の下で生きている

願いを籠めて紡いだ反戦歌
僕と君の星芒形の蒼い歌
この病んだ世界に届くまで…

この病んだ世界に響け


Liberation Es (リベレーション エス)
作詞:Asage / Lanthan
作・編曲:orphario
歌・声:びっと & 香 & olphario & Asage


やっと、答えが出た

・僕-×。
・お父さん-会社員。


僕が死んだらどうなる?

「みんながきっと悲しむ」

それが本当であるなら、悲しむ事が無い様に

「僕は……」

茜色の羽根を広げてた 見慣れた真白き背中に
そっと口付けて、抱きしめた
指の隙間から 過去が溢れ出す

偽りの優しさに塗れた街頭に
羽搏きの音が木霊する

父も、母も、綺麗に飛び立って消えてった
叔父も、伯母も、友も、その家族も……etc

「こんなに居たんだ…でも。もう遅いよね」

拭えぬ不安で穴の空いた
心に溢れるものは もう何も無く……
醜く膨れ上がったものが爆ぜる瞬間

壁の無い空間で加速した胸は、もう 止まらない
白と黒が駆けて来る さあ、身支度は斉った


茜色の綺麗な羽根を 僕もそろそろ広げよう


オルランド (Orlando)
作詞:Asage / Lanthan
作・編曲:orphario
歌・声:びっと & 香 & olphario & Asage


大陸の大半を北の帝国に奪われ
新神教徒は今、背水の陣を引く

・オルランド-ルート王国の英雄。病が悪化し戦線を離脱する。
*ルート王国-領地奪還のため遠征中。西オーラム帝国の配下。
*エヴェド帝国-北に位置する。旧神の世界の再興を望む。


『自ら申し出た和睦を破り、奇襲を仕掛けるエヴェド帝国軍
 帰還行軍中、いち早く異変に気がついたルート王国軍・後駆部隊は、
 踵を返し2万の兵を以て交戦を開始する その差、“8万”ーー』


【旧エゥト領 イヴィアール地方
 セネリャフ山脈の麓“Puigcerda”】

圧倒的戦力差に、嘆きは今数を増して
震えながら残存兵の足は、丘を目指した
誇りは悲劇の母 けれど、人はそれ無しでは生きられぬ

抜き放つ鍔元へと口付けて、愛すべきものを背に闘って
傷だらけで凛と立つ姿、美しい

捨てられぬ

血は吹き出し、身体は重い、けれどそれはーー

未来の重さである

『本隊に告ぐ 我々までもが敗戦すれば、
 事は一国の問題では無い!
 ただちに国境線まで退避し、防備を固めろ!
 ここは殿軍が食い止める 軌跡の先にてまた逢おう』


頑張れば良い?……火に油だ 視界の彼方 敵の援軍
騎士物語の様には 上手くいかない
棺桶要らずだと鼻で笑い 酒を呷り 刃を見遣る

「世界を造っているのは英雄か?違うだろ、俺たちさ
 ……そうだろう 夢破れた者たちの死骸で出来てる
 諦めろ 名も無き死に陽は射さない
 解っている……解っているさ、嗚呼……!」


一閃を薙ぎ 征けよ 裾ひるがえし鬨の声揚げ
それが名も無き剣でも 魅せ付けて

曖昧な絶望に負けるな
そんなもの幻想さ、掻き消せよ
全ては、そう 軌跡の先にて決まるだろう

名剣を携えし不死の英雄…

世界を造っているのは、お前たちか?
違うだろ、俺たちさ!そうだろう?
英雄なんて、多くの人生の脇役でしかない

さあ、行こうぜ

産まれたなら この命、使い切りに行こうーー

名も無き戦士達の歌


“最早避けられぬ道征きならば
 唯突き進むのみと知れ
 彼らは、ルート王国軍第三師団
 《“竜皇百花”》である!
 いざ、進撃せよーー!”