2013年1月5日 星期六

[canoue] canoue~廻る羅針盤~

01.主なき迷夢~プロローグ~
02.カノエ~廻る羅針盤~
03.冷たい森
04.カノエ~廻る羅針盤~ (off vocal)
05.冷たい森 (off vocal)

カノエ ~廻る羅針盤~
作詞:日山尚
作.編曲:MANYO
歌:霜月はるか


夜明の霧を待つ誰かの微睡み
抱える傷痕の痛みも忘れて
乱れた呼吸が耳につく闇の中

君を誘う夢が途切れた願いを繋ぐのなら
閉じた瞼にある確かな形だけ見せて

この手を伸ばしても醒めない幻
燻る月灯り…光が足りない
己の影さえ遠ざけてしまうほど

無垢な空を求めて 見慣れた世界を逆さにして
いつか羅針盤が映した歴史 (みち) を知る

今は沈んだ砂礫の街…極星の視えない煤けた森…
冬を留める氷の花…永久に眠れる亡国の果て…

君が望んだ夢へ繋がる扉はここにあると
続く足跡から無数の風を知る
それは刻の彼方で明日を目指した旅人たち
廻る羅針盤は新たな輝きを示す――


冷たい森
作詞:日山尚
作曲.歌:霜月はるか
編曲:MANYO


凍てつく湖のほとり 寂しく唄う少女
やまない北風も 積もる雪も白く
彼女が手招く樹海へ向かった者は誰も
その冷たい嵐に身体を奪われ

――見上げた孤独の空 溶けない夢に抱かれて

鎖された夜の森 遠い街明かり
迷い込む子どもらを呑み込んで
深い眠りへと 腕の中へと誘う
少女を冬と呼ぶ物語

禁忌を爪弾く指先 皮肉に唄う吟遊詩人 (バルド)
冬の山を越える術を探していた
白銀はびこる樹海へ向かった彼の眼には
その冷たい氷柱が涙に映った

――凍える氷の花 ここから旅に出よう

ひらかれた朝の森 触れた唇が
呪われた霧氷 (くさり) を解いてゆく
やがて北風と雪と共に消え去る
少女を春と呼ぶ物語

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