2012年12月31日 星期一

[植木屋] Allegoria

01.禁じられた童話たち
02.穢れなきもの
03.溺れた人魚
04.歪んだ世界に聴こえる羽音
05.血塗れた森
06.残酷な距離
07.願い星
08.ひかりのむこうへ
09.幸福への道しるべ

同人界的童話題材多不勝數
少女幻想奇譚、童怪奇譚…都是不錯的
而這片是喵的最愛,沒有之一

另一片 Asterium 晚點丟。

穢れなきもの
出典:ラプンツェル (グリム童話)
作詞.歌:chika
作.編曲:taiki


大切に育ててきた私のラプンツェル (野ちしゃ)
誰の目にも触れないように閉じ込めて
醜いこの世界とは無縁に生きる愛しい娘 (こ)
どうかお前だけはそのままで…

私の愛はすべて捧げるから
この先もずっと 私と生きて欲しい


気づかないふりをしていた月夜の影
頬を赤らめ娘が見てる塔の下
闇に紛れていた男が口にしたその言葉は
秘密にしていたのにどうして…

この愛を守り抜くため 嘘をつく
囮に使った愛しい娘の髪

期待を胸に抱いて 手を取り合う二人を見て



私は知らぬ間に突き落としていた―――――



遥かな森に落ちてゆく二人の
絶望の瞳をいつまでも見ていた


寄り添うように眠りに就いた二人


溺れた人魚
出典:人魚姫 (アンデルセン童話)
作詞.歌:chika
作.編曲:taiki


海の底から見上げた空は青く眩しくて
いけないとわかってたけれど 一人海辺を覗いては見ていた
鮮やかに輝きを放つ外の世界に憧れて…

波の随に揺らめいた王子様 (あなた) の影だけを追って
抱きしめて受け止めて助けたあの日から ずっと離れない温もり
どうしても会いたくて 苦しくて 切なくて 飲み干した毒

恋に堕ちた人魚姫 (わたし) の想いを届けたいのは 陸に生きる王子様 (あなた)


足の痛みと引き替えに声を失ったけれど
怖がらずあきらめず そして 自由に素直に迷わずに生きたい
こんなにもときめいて 恋しくて 愛しくて 飛び出した海

恋に堕ちた人魚姫 (わたし) を待つのは 他の誰かに恋に堕ちた王子様 (あなた)



人魚姫は王子様を愛していました
しかし 王子様は別のお姫様を愛していたのです
人魚姫の恋はかなわないものでした
それでも人魚姫は 王子様と幸せになりたかったのです



――――― 静かに溺れてゆく…



崩れ落ちた人魚姫 (わたし) の想いは 壊れた愛を胸に抱いて

零れ落ちた人魚姫 (わたし) の涙は泡へと変わり 空に還る



人魚姫はとても悲しみました
悲しくて 悲しくて
海に帰りたくなったのです
だから 王子様と一緒に帰ることにしました
愛しい王子様とずっと一緒にいられるように…


歪んだ世界に聴こえる羽音
出典:青い鳥 (メーテルリンク童話)
作詞.歌:chika
作.編曲:taiki


繰り返す不幸と孤独の連鎖に堕ち 不安に脅えて
行く先を失くして迷いの闇を彷徨う
そんな人々 (ひと) にただ一言「大丈夫」と優しい言葉をかけて
ほんの少しだけ笑いかける

人間 (ひと) はとても弱く 脆く 寂しい生き物だから
目の前に見える安らぎに手を伸ばす


私は―――――…だぁれ?


息が詰まりそうな程に狭い鳥籠の中で
鎮座す (いき) る教祖 (わたし) の姿を見て
信者 (ひと) は何を思い 求め 何の為に祈るのか
救える力も何も持たないただの少女 (かみ) に


自分のことも【幸福 (しあわせ)】と思えないのに
どうして他人 (ひと) を【幸福 (しあわせ)】に出来るだろう?

だけど私の声は【歪んだ世界に聴こえる羽音】
溢れる不幸を糧にして羽ばたく


血塗れた森
出典:赤ずきん (グリム童話)
作詞.歌:chika
作.編曲:taiki


      少女は呟く
生まれてから今まで一度も
我儘も言わず素直に生きてたけれども
お母さま (ママ) の言いつけを守らず いつも寄り道をするの
猟師さん (カレ) に会うため…

誰にも言えないわ 私と猟師さん (カレ) との秘密なの

光も影も判らぬ暗い森で 私たちは出会い
微かに触れた指先 熱に揺れた心


―――――猟師は囁く
純真無垢な心で何も知らずに 今まで素直に生きてた君だけど
母親 (ママ) の言いつけも守らず いつも寄り道をしては僕にキスして

誰にも言わないで 君が僕の手で穢れたと

叫びも歌も届かぬ深い森で 僕たちは出会い
僅かな時間 (とき) の合間に熱を帯びた吐息



―――――それは 黒い森で交わされた 少女と猟師の内緒話
誰にも言わないわ 私とあなたの約束
誰にも言えないよ 君と僕だけの約束



二人で森を抜け出す覚悟を決め 固く誓い合って
思いのままに激しく牙を剥いたけれど
手にした猟銃 (じゅう) の重さや罪深さの意味さえわからず
最後に見せた笑顔は…赤に染みた狂喜≒狂気


残酷な距離
出典:白鳥の湖 (バレエ音楽)
作詞.歌:chika
作.編曲:taiki


君にかける呪い
たとえこの先 元の姿には
もう二度と戻れないとしても
それが君の望みなら叶えるから

少しでも僕を愛しているなら
せめて この身体を抱きしめて…
君の代わりなんていないけれど
もうどうにもできないなら
いっそこの苦しみから僕を解き放って欲しい


夜の間の輝く君は僕だけのものなのに
運命の赤い糸は決して絡まないから
この気持ちは届かない

それでも君を愛しているから
どうか この身体を突き放して…
ほんの少しで触れられる この距離に
耐えられずに今以上を求めて足掻き続ける
愚かな僕を咎めて欲しい


この世で僕の愛が叶えられないのなら―――――


その身体を引き寄せて
吹き上げる朝風に身を任せ
もう誰にも邪魔されない
たった二人だけの自由な世界へ行こう

僕がいるから

怖くないから

僕を愛して…


願い星
出典:マッチ売りの少女 (アンデルセン童話)
作詞.歌:chika
作.編曲:taiki


冷えきった夜の街角に立つ 夜道を照らす月の光
通り抜ける風が身体に突き刺さる
誰もが私を遠巻きに見て 哀れみの言葉を呟くくらいなら
―――――私を買って

白い吐息が雪となって この手に戻る頃
優しい母と祖母のもとへ きっと帰れる


大好きな祖母が教えてくれた
「人は皆 空に還るの 流れ落ちる星は終えた人の命
あなたにもいつか分かる日がくる そのときがきたら」と
泣きじゃくる私を優しく抱いて

命の終わりに輝き星 願いをかけて
流れ落ちるあの星は何処へ行くの?


生きるために母と私を売った
父も 家も すべて 燃えて消えてしまえ


ふわり ゆらり 絡み合う炎と雪


一つ 一つ 火を点けて 夢を見たけど
これ以上はもう待てない 空に還して

命の終わりに輝く星 祈りを込めて
流れ落ちたその先に何があるの?


白い吐息が雪となって この地に積もる頃
天に召された星が一つ 空を流れる


ひかりのむこうへ
出典:星の銀貨 (グリム童話)
作詞.歌:chika
作.編曲:taiki


暗闇の中にたくさん散らばった銀貨は
まるで夜空にきらめく星 キラキラ輝き放つ


神さま わたしの祈りはあなたに届いていますか?
ときには死にたい気持ちに押されて 負けそうにもなります

服を脱ぎ捨てる そのたび 消えない痕が身体につく
それは生きるために始めたことだけれど
たった一度 差し伸べられる その手のぬくもりが
驚くほどに温かくて いつまでも忘れられない


そうしてわたしは 必死に毎日生き抜いてきたけれど
すべて失っていた頃よりも幸せなはずなのに
どうしてこんなにも虚しくなるのかな

重ねた身体と同じだけ闇で光る銀貨が
夜空にきらめく星のように わたしの上から降りそそぐ



辛いことや悲しいことはたくさんあったけれど
この先に見える日差しには 何が待っているのかな…

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